小川山46

スラ婆さん、黒さんと1泊で小川山に行ってきました。
この日は黒さんのクラックリード修行の為に、5.9ぐらいのクラックを求めて父岩へ。
兄岩や父岩の方面に行くときは、渡渉がいつも若干スリリングです。
今回は既に橋が架けてあったので助かりました。

父岩に行く前に、途中で弟岩に寄って「ジョイフルジャム」(5.8)にトライする黒さん。
核心でフォールしましたが、ちゃんと自分でセットしたカムで止まって、1テンでトップアウト。

父岩に着いて、「小川山物語」の前を通り過ぎてさらに急登を登っていくと、綺麗なクラックがありました。
これが今回の目的の「Measure of Leg Length」(5.9)です。
小川山本で二ツ星が付いているクラックなので楽しみにしてましたが、実際に見てみたら想像していたよりも大分かっこいいクラックでした。
垂直な壁に真っすぐ入ったシンハンドのクラックは、とても5.9には見えませんが、落ち着いて見るとスタンスはすごい大きいのがあります。
まず僕が最初にトライさせてもらってオンサイト。
見た目の通りフットジャムはあまり使いませんでしたが、手技は結構色々使えて、登っていて気持ちいいクラックでした。
小川山で僕がこれまで登った5.9のクラックの中ではかなりおすすめです。

今回はせっかく3人で来ていたので、僕がトライしてる間は黒さんには離れた場所で待機してもらって、黒さんにもオンサイトトライを楽しんでもらいました。
途中でフォールしてオンサイトトライは失敗し、1テンでトップアウトしましたが、リスク管理について僕が思ったことがあったので、降りてきた後にしっかりダメ出し。
こういうことには、これが正解というのはないと思いますが、人の意見や批判を聞いて色々な考えを知っておくのは、自分の考えを深めるためにも大事なことだと思います。
僕もクラックを習い始めた頃は、某登山塾のブログなどを読んで勉強したものです。(今もちゃんと見てますよ!)
今回ダメ出しした話に通じる記事があったのでリンクを貼っておきます。
石田登山塾日誌: 行く前提をやめる

次は隣の「ソーセージ」(5.9)にトライ。
下部は簡単なところから登れば、クラック部分は正味2mぐらいという短いクラック。
意外と難しくてオンサイト失敗してしまい、普通に凹む。
油断せずにもっとしっかりオブザベしておけばよかったです。
僕の後でスラ婆さんがしっかり一撃で登って、僕の仇をとってくれました。

そして最後に「ギロチンクラック」(5.9)にみんなでトライ。
最初に黒さんがオンサイトトライをして、このクラックは見事にオンサイトしました。

「ギロチンクラック」は5.9にしては若干易しめな感じでしたが、みんな一撃で登って、気持ちよく終了。
ちなみにこのクラックは、金峰山荘のあたりから父岩を見たときに、「小川山物語」の右に見える大きなクラックです。
前々から気になっていたので、ようやく登れてよかったです。
2日目へ続く。
【今日の成果】 |
Measure of Leg Length | 5.9 | OS |
ソーセージ | 5.9 | トップアウト(1テン) |
ギロチンクラック | 5.9 | OS |
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