小川山31
秋の小川山合宿の2日目。
前日から参加のそーたとスラ婆さんと、2日目から参加のHSGとスラブ状岩壁に行きました。
HSGも今回初めて花崗岩を登るというので、前日の経験を踏まえて、より簡単なルートで花崗岩デビューをしてもらうことにして、まずは「ウルトラセブン」と「かわいい女」にトップロープをセットして、講師のスラ婆さんに見てもらいながら、ひたすらトップロープでの練習をやってもらいました。
僕は「オーウェンのために祈りを」をオンサイトして、その後は新人たちと同じように、同じルートを繰り返し登ってスラブの足遣いの練習をしました。
「オーウェンのために祈りを」にもトップロープを張って、そーたとHSGにも触ってもらったら、なんとそーたは1回目のトライでノーテンでトップアウト。
やればできる男です。
そーたもHSGも「ウルトラセブン」と「かわいい女」は簡単に登れる感じだったので、リードでも登ってもらいました。
2人共問題なくレッドポイントして、「かわいい女」が2人にとっての初めての完登ルートになりました。
やっぱり5.8ぐらいだと簡単に登れてしまうので、5.9のルートにチャレンジしてもらおうと思い、トポを見て良い感じの5.9を探し、ガマスラブの3階にある「ウイスキー・キャット」というルートを登りに行きました。
2人にオンサイトトライしてもらいましたが、5.9になるとやっぱり難しいみたいで、2人共まったく同じところで行き詰って敗退。
僕が登った後でトップロープでもう1回練習してもらいましたが、2人共大分疲れているようだったので、とりあえずトップアウトしてもらって終わりにしました。
最後に僕が隣にある「ごめんねエッちゃん」(5.10b)にオンサイトトライ。
花崗岩のスラブの5.10bとなると、オンサイトは難しいかもしれないと思っていたので、トライを始めるときは緊張してましたが、登り始めてみたら全然スラブではなく、終始気持ちよいガバが続くフェイスで、「オーウェンのために祈りを」よりも簡単に感じました。
易しめの5.9ぐらいのルートだと、核心がどこか分からないまま登り終えてしまうので、そーたやHSGが登れないのを見ると、何でこれが登れないんだろうとヤキモキしてしまいます。
自分がクライミングを始めた頃はどんな感じだったかなぁと思い、僕が月稜会に入った頃の2017年5月の天王岩の記録を見返してみたら、当時の僕も5.9のルートがなかなか登れなくて、5.8のルートばっかり登っていました。
僕も始めたばかりの頃は今のそーたやHSGと同じような感じだったみたいなので、あいつらのことも暖かい目で見守っていこうと思います。
とりあえずもっとたくさん外の岩を登りましょう。
【今日の成果】 |
ウルトラセブン | 5.8 | 再登 |
かわいい女 | 5.8 | 再登 |
オーウェンのために祈りを | 5.10a | MOS |
オーウェンのために祈りを(TR) | 5.10a | 再登 |
かわいい女 | 5.8 | 再登 |
オーウェンのために祈りを | 5.10a | 再登 |
ウイスキー・キャット | 5.9 | FL |
ごめんねエッちゃん | 5.10b | MOS |
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