二子山2


2023年2月8日(水)
まっさんと行く二子山ツアーの2日目。

この日もこの時期としては気温は大分高めの予報でしたが、朝イチはさすがに岩が冷たそうなので、朝日が当たる祠エリアでアップをすることにしました。
股峠から、弓状バットレスとは反対の方向に歩いて行くとすぐ祠エリアに着きますが、ここもかなりスケールの大きな岩場です。

祠エリアの右半分はまだ日陰でしたが、左半分はよく日が当たっていて暖かそうなので、「アルケオロジー」(5.10b/c)でアップをすることにしました。



まず僕がマスターで「アルケオロジー」にオンサイトトライ。
出だしの垂壁がちょっと難しかったですが、なんとか突破して2ピン目にクリップしてホッと一息。
その後は「悪魔のエチュード」みたいな大きなコルネを使って休み、最後のハング越えのところで、何度か戻ってレストしながらハングの上のホールドを探り、意を決してハングの上のホールドを取ったところで、足元が全然見えなくなってしまい、スタンスが見つからずにテンションをかけてしまいました。

1回ぶら下がった後で落ち着いて周りを見たら結構スタンスがあり、1テンでトップアウト。



アップの後は弓状バットレスに移動して、昨日から引き続き僕は「オ・ララー」、まっさんは「モダンラブ」にトライ。

この日も強い人達がアップで「オ・ララー」を登ってました。
なんであんなに軽々と登れるのか不思議です。

このルートは最初の2ピンはアプローチで、二段岩壁の二段目に立って3ピン目をクリップしたところからスタートします。
傾斜が強いのでマスターだったらヌンチャクを掛けるのも大変そうですが、ヌンチャクが掛けっぱなしになっているのでいきなり本気トライできるのはありがたいです。

最初の4~5ピンのところがまずちょっと難しいですが、そこまでのムーブはもう完全に固まったのでバッチリ。
しかし5ピン目をクリップした後で、また使うスタンスが分からなくなってしまいテンション。
昨日のトライで固めたつもりでしたが、一晩経ったら結構忘れてしまってました。
結局またそこからはムーブの確認に徹して、各駅停車で1つ1つムーブをおさらい。

そして2回目のトライ。
これまでのトライではノーテンでの最高高度は5ピン目でしたが、順調に登り続けて7ピン目までクリップに成功。
しかし7ピン目をクリップするときに、一発でクリップ体勢が作れず、ホールドを持ち替えたりしているうちに疲れてしまい、クリップをするので精一杯で、クリップと同時にテンション。
その後は最後の8ピン目をクリップして終了点まで登り、1テンでトップアウトできました。
かなり惜しいところまで来ましたが、5ピン目のところでレストした後は一度もレストせずに登っているので、どうしても途中で息切れしてしまいます。

まっさんの「モダンラブ」のトライも苦戦しているようで、合間にまっさんも「オ・ララー」にフラッシュトライしてました。
最後の8ピン目クリップまでいったので、そままフラッシュするのかと思いましたが、最後の一手のところで力尽きて1テンでのトップアウト。
惜しくもフラッシュは逃したものの、充分すごいトライでした。

ちなみにこの日は岩場の気温は5度~7度ぐらい。
ときおり冷たい風が吹いて凍えるように寒いときもありましたが、風が止んで太陽が出ているときは暑さを感じるようなときもあり、まぁまぁちょうどいい気温でした。

そしてこの日最後の、僕の3回目の「オ・ララー」へのトライ。
今度はレストできるところで息を整えながらいこうと思い、直前に見たまっさんのトライを参考にして途中でレストを試みましたが、どうも上手く休めず、6ピン目のところでテンション。
さっきのトライよりも低い位置でテンションをかけてしまいましたが、その後はスムーズに登って、また1テンでトップアウト。

昨日からの疲れの蓄積で背中がバキバキで、腕もパンパンになったので、残念ですがここで終了にしました。
11b/cなら2日あれば登れるだろうと思ってましたが、登れないまま2日目が終わってしまい、とても悔しいです。
近いうちにもう一度来れれば登れそうなので、なんとかもう一度来たいと思います。

去年の暮れに湯河原で「コンケスタドール」をレッドポイントしてから、初めて5.12aのルートが登れたという満足感で、クライミングのモチベーションが若干下がっていた感じがありました。
ちょうどその頃に行った黄蓮谷で、体力不足により辛い思いをしたこともあり、12月の中頃からは、仕事が終わってからボルダリングジムに1度も行かず、近所のスポーツジムでトレッドミルで走りまくる日々を過ごしていました。

しかしこうやって全力を尽くしたクライミングで悔しい思いをすると、やっぱりもっとクライミングも強くなりたい、もっとボルダリングの頻度を増やさないといけないという気持ちになります。

やりたいこと、やらなきゃいけないことが多くと本当に困ってしまいますが、とりあえずこれからはジムでリードで登るときに、傾斜の強い壁も避けないでトライしていこうと思います。


【今日の成果】
アルケオロジー5.10b/cトップアウト(1テン)
オ・ララー5.11b/cトップアウト(テン山)
オ・ララー5.11b/cトップアウト(1テン)
オ・ララー5.11b/cトップアウト(1テン)
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