二子山


2023年2月7日(火)
まっさんと連休がかぶったので、1泊2日で二子山に行ってきました。
最初にまっさんから「二子山行きませんか?」と言われたときは寒さが心配であまり気乗りしなかったのですが、当日を迎えてみたら、東京の予想最高気温は14度と、2月上旬とは思えないぐらい暖かい日で、そこそこ快適にクライミングを楽しむことができました。

二子山には中央稜を登りに何度か来たことがありますが、ショートルートを登りに来るのは初めて。
弓状バットレスのあまりの巨大さに驚きました。



まずはアップで「悪魔のエチュード」(5.10b)にトライ。
実はこのルートは昔一度触ったことがあります。
過去の記録を見てみたら、2015年の秋に保科さんのガイドで二子山中央稜を登ったときに、余った時間で「悪魔のエチュード」にトップロープで触っていました。

あのときはまだクライミングなんて全然やってなくて、全く登れずに打ちのめされた記憶がありますが、今登ってみるとガバばっかりで簡単でした。
悪魔の指を使ってレストしたり、立体的なクライミングができて楽しいです。

ちなみに岩場に設置されている温度計ではだいたい7度から8度ぐらいでしたが、やっぱり朝晩は相当冷え込むようで、朝イチは岩が冷たかったです。



弓状バットレスは難しいルートばっかりなので、僕が登れそうなルートはそれほど多くはありません。
事前にトポを見てトライするルートを探していたときは、5.11dの「ホテル二子」でもやろうかなと思っていました。
しかし5.11dとなると僕にとってはほぼ限界グレードなので、今回の1泊2日で終わらせられるか微妙なところです。

ふと気が付くと、この日僕らの他に居た4人の人達が、「悪魔のエチュード」の左にあるルートをアップでみんな順番にトライして、軽々と登っていました。
みんなあんまり簡単そうに登るので、5.10台のルートかと思ってましたが、ルート名を聞いてみたら「オ・ララー」というルートだそうで、トポを見たらグレードも5.11b/cとちょうど良い感じだったので、今回の1泊2日ツアーの目標を「オ・ララー」にすることにしました。

ちなみに「オ・ララー」をアップでトライしていた4人は全員その後「任侠道」(5.12d)にトライしてました。



ちなみに二子山は人気ルートはヌンチャクが掛けっぱなしになっているようで、「オ・ララー」もヌンチャクが掛かってました。
是非はともかくとして、ヌンチャクが掛けっぱなしだと敗退のことを考える必要がないので、ジム感覚で難しいルートにもトライできるのは良いなと思いました。

というわけで「オ・ララー」にオンサイトトライを開始。
一応最初にテンションがかかるまでは粘ろうと思って頑張りましたが、序盤ですぐにテンションをかけてしまいました。
一度テンションをかけてからは、各駅でハングドッグしながらムーブ探りに徹しましたが、傾斜が強いのでムーブを探っているうちに腕はもうパンパン。
最後の方はもうヘロヘロになりながらも、なんとかトップアウトはできました。



まっさんは「モダンラブ」(5.12a)というルートにトライしてました。
このルートも面白そうでしたが、かなり難しそうです。



トライの合間に休憩スペースで休んでいると、丸々と太った2羽の鳥が近寄ってきました。
クライマーから餌でももらっているのか、警戒心もなくすぐ近くまで寄ってきて可愛かったです。



鳥を撮影する僕。

ちなみに「オ・ララー」への2回目のトライは、まだ全然ムーブが固まってなくて、オンサイトトライよりも低い位置でテンションをかけてしまいました。
傾斜が強いのでクリップをするのにかなり力を使ってしまい、1つクリップするごにテンションをかけて、結局各駅停車でトップアウト。

3回目のトライも大して変わらず、出だしの部分ですぐにテンションをかけてしまい、各駅停車でクリップ体勢やムーブをを探って終わりました。
だんだん洗練してきている感じはありますが、テンションをかけながらでもすぐに息が上がってしまい、つなげるのはなかなか大変そうな感じです。

そんなこんなで1日目は終了。
道の駅で温泉に入り、小鹿野町の「春雷」で夕飯を食べて、車の中で眠りました。

2日目へと続く。


【今日の成果】
悪魔のエチュード5.10bMRP
オ・ララー5.11b/cトップアウト(テン山)
オ・ララー5.11b/cトップアウト(テン山)
オ・ララー5.11b/cトップアウト(テン山)
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