小川山25


2022年7月9日(土)
TK2との小川山2日目。

この日は午後から天気が崩れる予報だった為、いつもより早起きして準備を済ませ、7時に出発。
1日目は2人とも同じルートをひたすら繰り返し登る地味トレに終始したので、2日目はボルトのルートを楽しく登れるところに行きたいということで、なおかつ土曜日でも人があまり来なそうなエリアを探して、2人とも行ったことのないストリームサイドエリアに行ってみることにしました。
グレードが甘めということで有名なエリアです。



こないだ兄岩に行ったときに渡渉で2人ともドボンしたので、下流の方のエリアの渡渉にはちょっと不安がありましたが、トポを見ながらストリームサイドエリアへの渡渉ポイントの辺りまで行くと、目印のケルンがあり、2本の丸太が渡してあって簡単に渡れました。
金峰山荘から渡渉ポイントまでは20分ぐらいで、渡渉して少し左の方へ歩いて行くと岩が見えてきます。



ストリームサイドエリアは3階建てぐらいの構造になっていて、1階の部分は全体的にコケが凄くてちょっと汚い感じでしたが、2階の部分に行ってみたら綺麗な岩があり、居心地も良い感じでした。



まずは5.10aの「Love or Nothin'」にトライ。
TK2がオンサイトした後で僕もフラッシュしました。
長さもあって面白いルートでしたが、ボルトが足元以下でちょっと怖いムーブをするところがあり、思っていたより難しく感じました。

次は5.10cの「ピットタッチ」に僕がオンサイトトライ。
小ハング越えの部分が核心だろうと思って登り始めましたが、ハングの少し左を登ったらすごく簡単に登れてしまいました。
多分ハングの部分を真っすぐ直登すると5.10cなんだと思います。



次は5.11aの「鵯漏斗」にトライ。
見るからに出だしが難しいので1ピン目はプリクリ。
出だし部分で1回落ちましたが、2回目で成功してそのままレッドポイントできました。



次は3階の部分に移動して、5.11aの「Let Me See」にオンサイトトライ。
下部でかなり迷いながら登りましたが、なんとかノーテンで下部を突破し、核心っぽいクラックの部分に到着。
そこからは気合いで登ってオンサイト成功。
このルートは確かにグレーディングが甘めかと思いますが、まがりなりにも5.11aとされているルートをオンサイトできたのは嬉しいです。

核心のちょっとパワーを使うところで、怪我をしている左手首に負担がかかるムーブだった為、少しだけ怪我が悪化してしまい、また痛みが出るようになってしまいました。
怪我をしてからもう5か月が経ちますが、未だに治らず、少し良くなっては登ってまた悪くなってを繰り返しています。



その後は写真の右の「マレーネ」(5.10b)、左の「イングリット」(5.10c)をオンサイトして、最後に「一級掃除師への道」(5.10a)をフラッシュしたところでこの日は終了。
この3つは全てグレードより簡単に感じました。

この日のストリームサイドには他のパーティが1組だけ居ましたが、話してみたら北杜市在住の地元のクライマーさん達でした。
北杜市のロクボクという聞いたことのあるジムで登っているらしく、さらに聞いたところそこのスタッフの「まっすー」とかいうメガネの男とよく一緒に登っているそうな…。
おまけにその男と登るときは集合時間がやたらと早い上に、「もう一本いいですか?」と何度も言われて日暮れまでビレイをし続けることになるとかならないとか…。

まさかこんなところで知らない人からあの男の噂を聞くとは思いませんでしたが、相変わらずの熱量で登っているみたいで、とりあえず元気そうで何よりです。


【今日の成果】
Love or Nothin'5.10aFL
ピットタッチ5.10cMOS
鵯漏斗5.11a敗退
鵯漏斗5.11aMRP
Let Me See5.11aMOS
マレーネ5.10bMOS
イングリット5.10cMOS
一級掃除師への道5.10aFL
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