北川13


2022年4月7日(木)
MATSUとTK2と北川の岩場に行ってきました。

去年の秋に「北落師門」と「ミンボー」を登り、自分としては結構いい気分になっていたので、先日、会の先輩のchimney氏にそのことを報告しました。
当然褒めてもらえるものだとばかり思っていましたが、「北落は簡単だし、ミンボーは一手ものだよ。ゴンちゃんをやれよ。」と、謎に冷たいあしらいを受けたので、このまま済ますわけにはいかないと思い、この春の目標は「名無しのゴンちゃん」(5.11d)に定めました。

という訳で、4か月ぶりの北川です。
西吾野駅から岩場までの道は、桜をはじめ多くの花が咲いていて賑やかでした。



MATSUは「秋葉大権現」(5.12c)へのトライ2日目だそうですが、ヌン掛けをしてからの1回目のトライでRP。
すごく難しそうですが、ルートの見た目も登っている姿もかっこいいので、将来的には自分も登ってみたいルートです。



そして僕は「名無しのゴンちゃん」にフラッシュトライ。
このルートはパッと見て核心と分かるハングがあり、マスターで登るとヌン掛けがかなり厳しいというのは知っていたので、アップがてらに隣の「茶摘み唄」を登って、上からヌンチャクを掛けてからトライしました。

ハングまでの部分も意外と傾斜があり、ホールドを探りながら登るのは結構疲れて、各駅停車でムーブを探りながら登りましたが、どうしても5ピン目のクリップができずに敗退しました。



核心部のムーブが解決して満面の笑みを浮かべる僕。

2回目のトライでトップアウトできて、3回目はあわよくばRPと思って本気でトライしましたが、核心のところで力が残っておらず、諦めてテンション。
今日のところは登れませんでしたが、1日目としては思っていたよりも大分進んだので、頑張って少ないトライ数で登れるように頑張りたいです。
核心を越えてからも終了点まで気を抜けないいやらしいルートですが、持久力はもちろん省エネ技術やレスト技術が重要な好ルートだと思います。



MATSUは今日の目標ルートを早々に終えてしまったので、「UV」(5.12b)に手を付けてました。
「UV」はこの岩場のハングの一番傾斜がきつい部分を敢えて登るようなルートで、ハングの根本の部分までは「雨宿り」(5.10b)というルートになっているそうです。(写真でMATSUが居る部分が「雨宿り」の終了点)

とても自然なラインとは言い難く、多分この岩場の開拓の末期に、空白部分を埋めるように作られたルートなんだろうなと思ってトポを見てみたら、やっぱり他のルートよりも新しく、1992年に作られたルートで、調べてみたら小林敏さんのHP1992年の開拓の話などが書いてありました。

TK2は今日が4か月ぶりの外岩クライミングだったので、リハビリクライミングで「茶摘み唄」を登ってました。

ちなみに僕は左手首の調子がまだ悪く、ジムでもホールドによっては痛くて持てなかったりするので、「名無しのゴンちゃん」にトライするのに若干の不安がありましたが、とりあえず痛くて持てないようなホールドはなかったので一安心です。


【今日の成果】
茶摘み唄5.10cトップアウト(2テン)
名無しのゴンちゃん5.11d敗退
名無しのゴンちゃん5.11dトップアウト(テン山)
名無しのゴンちゃん5.11dトップアウト(3テン)
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