三つ峠山6
TK2と三つ峠で岩トレをしてきました。
今回はマルチのシステムの練習ということで、最初にⅣ級ぐらいの簡単なところをリード&フォローで1ピッチ登って懸垂で降りてシステムの確認をして、その後は中央カンテを実際につるべで登ってみました。
写真は中央カンテの2ピッチ目を登るTK2。
3ピッチ目はハンド~フィストサイズのクラックで、一応ここが中央カンテの核心。
このピッチは残置支点がないので、カムを使って登ります。
ここは僕がリードで登りましたが、キャメロットの2番までしか持ってきてなかったので、途中の3番サイズのところでちょっとランナウトしました。
最終ピッチはTK2がリード。
とても高度感のあるピッチで、ほどほどにスリルがあって楽しいところでした。
終了点からは懸垂3回で下降。
中央カンテが順調に登れて午前中で終わったので、午後はちょっと難しいルートを登ってみることにして、「岳ルート」(4P/5.10a/b)にトライ。
岳ルートは僕は以前に登ったことがあり、確か2ピッチ目と4ピッチ目が面白かったという記憶があったので、偶数ピッチをTK2に登ってもらうことにしました。
1ピッチ目はラインがよく分からないので、祠の左側の適当な5.9ぐらいのところを登って、2ピッチ目(5.10a/b)はTK2がリード。
2ピッチ目は、中央カンテの2ピッチ目の左上ランぺの左側のフェイスを登りますが、ボルトが打ってあるラインが左と右で2本あり、どっちが正しい岳ルートなのかよく分かりません。
TK2はオンサイトトライなので適当に気の向くままに登ってもらったら、2本のラインの真ん中辺りを登って無事にオンサイトし、僕もフォローで同じラインを登った感じとしては5.10a/bぐらいの感じでした。
そして3ピッチ目。
登る前に写真を取り忘れたので上からの写真しかありません。
今回、「新版 関東周辺の岩場」(通称ガメラ本)を持って行ってましたが、ガメラ本のトポだと、岳ルートの3ピッチ目は中央カンテの3ピッチ目のクラックの左のフェイスになっていたので、そこに打ってあったボルト沿いに登りました。
前に岳ルートを登ったときは、3ピッチ目はクラックの右の簡単なところを登った気がしましたが、ガメラ本を見るとクラックの左が正しいようなので、前に登ったところが間違ってたのかな~と思いましたが、いざ登り始めてみると傾斜が結構強くて5.10aとは思えないほど難しく、2回ほどテンションをかけてしまいました。
このピッチはかなり難しく、なんとか登れはしたものの、体感で5.10dぐらいに感じました。
おかしいなと思って、帰宅してから色々と調べてみたところ、どうやら僕が登ったところは「岳2」というルートの5.11aのピッチだったようです。
「岳ルート」と「岳2」については100岩もガメラ本も記載が間違っているみたいで、実際にそれぞれのルートを開拓したイエティのHPで公開されている内容が正しいようです。
ちなみにイエティのHPによると、2ピッチ目のフェイスは右側のボルトラインが岳ルートで、左側のボルトラインが岳2になってました。
そしてまた最終ピッチ(5.10a/b)はTK2がリード。
前日の雨で途中のクラックの中が濡れていて苦しんでましたが、このピッチも見事にオンサイトしてました。
最後は中央カンテと同じ終了点だったので、今度はTK2がトップで3回の懸垂下降を終えて、無事に終了。
一応今回は僕が教える側という立場だったので、連続で懸垂下降するときの手順とか、僕自身もちょっとよく分かってなかった部分を改めて勉強し直したりしたので、僕にとっても良い岩トレになりました。
仕事とかでもそうだと思いますが、他の誰かに教えるとなると、人に説明できるぐらいに勉強しないといけなくなるので、人に教えるっていうのは、自分の理解を深めるためにもいいことだなと思いました。
|