仙洞寺山

トレーニングがてらに久々に一人で山歩きに行ってきました。
紅葉の季節なので、せっかくだから紅葉が綺麗な山にでも行こうかと思いましたが、土曜日だからそういう山は混んでるかもしれないと思い、近くのできるだけマイナーな山に行くことに。
当日の朝早く起きれたら奥多摩にでも行こうかと思ってましたが、大分寝坊して7時半に起きたので、家でのんびり朝ごはんを食べながら、1時間ぐらいで行けて2~3時間歩けるような山を探して、丹沢の東のはずれの方にある仙洞寺山という山に登ることにしました。
登山詳細図にも道が書いてない山ですが、ヤマレコとかYAMAPで見ると歩いている人がいるようです。
京王線の橋本駅からバスに40分ほど乗って、鳥屋郵便局前のバス停からスタート。
明確な登山口は無いようですが、車道の脇の林をよく見ながら歩いていたら、それっぽい場所があったので適当に山に入っていきます。

最初のうちは踏み跡がありましたが、途中から踏み跡がなくなったので、とりあえず尾根の真ん中を熊笹を掻き分けながら進みます。

まっすぐ登っていったらやがて登山道のような道に合流して、そのまま稜線の鞍部に出たので、仙洞寺山とは反対の方向に少し登って三角山の山頂に到着。

三角山からは来た道を一旦引き返し、正面に見えている仙洞寺山を目指します。

鞍部のところまで戻って、今度は仙洞寺山の方へ登っていきますが、三角山の方はちゃんと道があったのに、仙洞寺山の方はあまり歩かれていないようで、若干藪っぽい感じでした。

途中からまた道がはっきりしてきて、急斜面をしばらく直登する感じになりました。
今回はトレーニングの為に20㎏程度の荷物を担いできているので、急登になるとちょっときついですが、いつも体力のある仲間と冬山に行くと、急登を登るスピードに差があってついていけなくなってしまうので、これまでの冬山での悔しい経験を思い出しながら、休まずに一気に登って太腿の筋肉をしっかり追い込みます。

スタートから1時間半ほどで仙洞寺山の山頂に到着。
山頂を通過した後はそのまま北の方の尾根を降りていき、途中でキャンプ場みたいなところを通過してさらに真っすぐ歩いていきましたが、また途中から道がなくなり藪の斜面を降りることになりました。
林道がすぐ近くに見えていたのですが、崖になっていてなかなか林道に出られず、しばらく藪の中を突っ切って進み、傾斜が緩くなってきたところでトラバースして林道に出ました。
ちょうど去年芥川賞を獲った山岳小説「バリ山行」を最近読んだのですが、その小説の中で登場人物が鋸を片手に嬉々として藪の中を突き進む場面があり、それと重なる部分があって楽しかったです。
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