小川山53

いとしゅーさん、スラ婆さんと小川山に行ってきました。
廻り目平に到着したら大日駐車場に車がいっぱいで驚きました。
この日は平日ではあったものの、秋分の日の前日で土日と祝日に挟まれた平日だった為、有給を取って4連休にしていた人が多かったみたいです。
今日は兄岩で登る予定だったので、とりあえず兄岩の下部スラブで「タジヤンⅣ」(5.10a)を登ってアップ。
いとしゅーさんはアップの2本目で「ピクニクラ」(5.10b)をレッドポイント。

その後、兄岩の西面の方まで上がってみると、やっぱりたくさんの人が居て、人気ルートの「アルパイン少女マミ」や「スケアクロウ」には既にトップロープが張られていました。
ちょうどいとしゅーさんやスラ婆さんがやろうとしていたルートが全てトップロープが張られていて、集団で代わる代わるトライしている感じだったので、ちょっと困りました。
いとしゅーさんが「小川山物語」をやったことがないというので、父岩に行こうかとも思いましたが、父岩に様子を見に行ってみたら「小川山物語」も同じような状態だったので、諦めて兄岩で空いているルートを登ることにしました。

幸い僕がやろうと思っていた「ナツコのナッツ」(5.11c)は空いていたので、とりあえず僕は「ナツコのナッツ」にオンサイトトライ。
スタートからハングを越えるところまではNPで、途中からボルトが打ってありますが、ルート名に「ナッツ」が入っているということもあったので、NPの部分はナッツを積極的に使いました。
このルートは小川山本では5.11cになってますが、それ以前のトポでは5.11aとなっていて、ネットで調べると5.11aのルートとして記録を書いている人が多いです。
どういうことなのかはよく分かりませんが、人によっては5.11aに感じるようなら、もしかしたら一撃できる可能性もあるかもしれないと思い、一応本気で一撃を狙ってトライしましたが、やっぱり核心のハング越えで撃沈。
ハングドックしてムーブを探って突破しましたが、その後のスラブも悪く、何度かテンションを掛けながらトップアウト。
シンクラックに小さなカムやナッツを効かせてのハング越えは怖いですが、この威圧感のあるハングを、しっかりプロテクションを作って、ムーブを解決して突破していくのは、テンションを掛けながらでもとても達成感がありました。
いずれはちゃんとレッドポイントしたいと思いましたが、この日はこの辺りに人が多くて賑やか過ぎる感じだったので、レッドポイント狙いの本気トライはまたの機会にすることにしました。

いとしゅーさんとスラ婆さんは「八王子ルート」の1ピッチ目をそれぞれリードでトライ。
いとしゅーさんはテン山でしたがフリーでトップアウトし、着実にクラックの経験値を積み重ねてきています。

いとしゅーさんとスラ婆さんは次に「日銀総裁究極のインサイダー」にトライして、いとしゅーさんは概ねレッドポイント、スラ婆さんはなんとフラッシュ。

そして僕は帰りがけに弟岩の西面に寄って、小川山本で「ルート名不明」となっている2つ星の5.9のクラックを登ることにしました。
壁の途中に生えている木の右の凹角にあるコーナークラックで、まずは木のところまで登る必要があります。
ちょうど木のところまで登る5.8の「ルート名不明」のルートがあるので、そのルートからつなげて登ることにしました。

木のところに着いてクラックを近くで見てみたら思ったよりも細くて、ジャミングはちょっと難しかったですが楽しいクラックでした。
短いクラックなのに、回収不能になっている残置カムが2つもあったのが玉にキズです。
下降は60mロープでそのまま下までロワーダウンできました。
弟岩の西面のルートは今まで登ったことがありませんでしたが、意外と岩質が良く、渡渉してすぐの場所にあるのでアップするには良いところだと思いました。
【今日の成果】 |
タジヤンⅣ | 5.10a | MOS |
ナツコのナッツ | 5.11c | トップアウト(テン山) |
弟岩の名称不明ルート | 5.8 | MOS |
弟岩の名称不明ルート | 5.9 | OS |
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