瑞牆山 十一面岩奥壁 Joyful moment


2025年6月16日(月)
黒さん、いとしゅーさん、スラ婆さんと瑞牆山の「Joyful moment」を登りに行きました。

十一面岩奥壁へのアプローチは長く、駐車場を出発してから2時間近く歩き続けて、取り付きに着いたときには既に全員汗だく。

アプローチの急登を登っている間、ずっと霧が出ていてなんとなく嫌な感じでしたが、取り付きで準備をしていたら、やがて霧雨になり、そのうちに小雨になって、最終的に普通の雨になりました。

天気予報では昼過ぎから晴れ予報だったので、とりあえず取り付きで待機することにしましたが、岩はすっかり濡れてテカテカになってしまい、本当に微妙な空気の中で、ひたすら雨が止むのを待ちました。



しばらくして雨は止み、岩に日が当たり始めました。
しかしすぐ乾くわけでもないので、30分ほどそのまま待ち、11時に登攀開始。
取り付きに到着してから1時間20分が経っていました。



今回は僕と黒さんのパーティと、いとしゅーさんとスラ婆さんのパーティに分かれて登ります。
僕は前に来たときに偶数ピッチをリードで登っているので、今回は奇数ピッチをリードで登攀。

見た目は大分乾いたように見えましたが、クラックに手を入れてみると濡れていてヌルヌルで、ハンドジャムが滑りそうで怖かったです。



2ピッチ目のハイハイトラバース。
ここも一番乾いていてほしいところが濡れていて、ハイハイするのが嫌でした。



3ピッチ目も出だしが少し濡れてましたが、少し登ったところからは乾いていて、快適に登れました。
このピッチは傾斜が強くて長いですが、プロテクションは採りやすく、ホールドも良くて楽しかったです。



そして4ピッチ目。
このピッチはグレードこそ5.8ですが、ワイド風味のクラックで、「Joyful moment」の核心とされているピッチです。
ここは今回のトライの為に節制して減量してきたという黒さんがオンサイトトライ。

トポには「ワイド慣れしていないと奮闘する」と書かれていますが、フェイスよりもむしろワイドに慣れている黒さんには全く問題なく、クラックの形状に合わせて体をフィットさせて、危なげなくカムをセットしながら登っていき、クラックを抜けて雄叫びをあげてました。
(※黒さんの登りの連続写真)



4ピッチ目の後は少し歩いて、最後の短いハンドクラックを登って頂上へ。



頂上で十一面岩をバックに皆で記念撮影。

取り付きで雨が降り始めたときはどうなることかと思いましたが、無事に全員登れてよかったです。




7:50 植樹祭駐車場
↓ 1時間47分
9:37~11:03 Joyful moment取り付き
↓ 2時間10分
13:13~14:06 終了点
↓ 14分
14:20~14:46 Joyful moment取り付き
↓ 1時間29分
16:15 植樹祭駐車場
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