小川山48

いとしゅーさん、MATSU、スラ婆さんと小川山に行ってきました。
この日は妹岩でクライミング。
僕は特にやるルートを決めてなかったので、とりあえず久しぶりに「カサブランカ」でも登ろうかなと思いましたが、久々過ぎていきなりトライするのがちょっと怖かったので、まず「愛情物語」でアップしてから「カサブランカ」にトライ。
ジャミングが気持ちよく効き過ぎて、登っても登っても続くバチ効きのハンドジャムは、もはや快楽と言っていいほどの幸せを感じました。
核心はハンドが入らなくてやっぱり少し悩みましたが、色々試してジャムを効かせて、もちろん切り株も使って突破。
いとしゅーさんは「カサブランカ」に触るのは2年ぶりということで、トップロープで疑似リードで練習してました。

MATSUとスラ婆さんは「愛情スラブ」にトライしてましたが、やっぱり5.12aのスラブともなるとかなり難しい様子で、2人共苦戦してました。
見ていたら僕も何かスラブをやりたくなったので、久々に「JECCルート」にトライ。
確か前にトライしたときは、マスターでトライしてトップアウトはできたような記憶があったので、何も考えずにトライしてみましたが、どうしても2ピン目のヌンチャクが掛けられず、何度も何度も落ちました。
もう1歩上がればヌンチャクを掛けられそうでしたが、どうしても怖くて足を上げられず、何回もやっているうちに指が疲れてきて、どんどんダメになっていきました。
もう進むことも退くこともできなくなってしまい、困窮のあまり、最後の手段としてチョンボ棒を借りて2ピン目にスティッククリップをしました。
これは「ドライフィッシング」と揶揄される行為で、前進する為には道具を使わないというフリークライミングの精神に反する行いです。
僕は絶対にやらないつもりでいたのですが、ちょっと今回ばかりはどうしても他に方法が思いつかず、自分の禁を破ってしまいました。
2ピン目に掛けた状態で改めてトライをしてみたら、さっきは何度試しても足を動かせなかったところで、普通に足を上げて乗り込むことができたので、単純に恐怖心から動けなくなっていただけみたいです。
その後はちょいちょいテンションを掛けながらも、行き詰っては試行錯誤してムーブを解決して、少しずつ登っていきました。
しかし途中で雨がポツポツと降ってきたので、諦めて隣の「届け手の平」の核心の後の部分に逃げてトップアウトして、撤収しました。
以前「JECCルート」にトライしていたときの記録を見返してみたら、2年前の秋にはマスターでトライして3テンでトップアウトしていたようでした。
それから全然成長していないどころか、むしろできなくなってしまっているので、自分自身の不甲斐なさにがっかりです。
まぁしかし考えてみたら、ここ何年かで花崗岩のスラブの練習はほとんどやってきてないので、上手になっていないのは当たり前と言えば当たり前。
むしろ自分がこれから取り組むべき課題が1つ明らかになったと思って、弱点克服の為に頑張って練習していきたいと思います。
【今日の成果】 |
愛情物語 | 5.8 | 再登 |
カサブランカ | 5.10b | 再登 |
JECCルート | 5.10d | 敗退 |
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