三ツ峠山9

5月の会山行で、毎年恒例の三ツ峠でのセルフレスキュー訓練をやりました。
まずは皆で懸垂下降の練習。
頂上から3ピッチの懸垂下降で屏風岩の下まで降ります。

人数が多かったこともあって、3ピッチの懸垂下降だけでかなり時間がかかり、終わったときにはもう昼頃。
降りてからはいつも通り仮固定と登り返しの練習をしてから、ビレイヤーの自己脱出、搬送のやり方を教わりました。
ロープの登り返しは、基本通りプルージックコードを2つ使うやり方を教わりましたが、登り返しはいつも必ず持っているギアでできるようにしておく必要があると思っているので、僕はいつもプルージックコードは1つで、ビレイ器をダイレクトモードでセットしてビレイループに接続するやり方で練習しています。
この方法だと用意するギアが少なくて済むし、滑り始める心配もなくて安心感があります。
最近はネットで調べるとこの方法の解説をしているサイトも多く、Youtubeでも動画がいくつも出てくるので、これからはこの方法が主流になっていくのかなと思ってもう何年か経つのですが、昨年出版された「山岳セルフレスキュー教本」に書かれていた登り返しの方法は、従来通りフリクションヒッチを2つ使う方法でした。
そのやり方が基本なのは分かりますが、ビレイ器を使うやり方の方が大分スマートな気がするので、なんで最新の教本に書かれないのか、ちょっと不思議に思います。
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