小川山44


2025年4月9日(水)
スラ婆さん、黒さんと小川山に行ってきました。
この日は初めての藐姑射岩へ。

東京の方では最高気温が20度を超える暖かい日でしたが、川上村の予報では最高気温13度。
アプローチのカモシカ登山道では、ところどころ雪が残っていました。



途中でバードウォッチングロックに寄って、まずは「オオルリ」(5.9)にトライ。

このクラックはちゃんとワイド登りで登ると結構充実するという話をよく聞いていたので、トライするのを楽しみにしていましたが、思っていたよりも大分難しく、核心のところで何度もテンションを掛けました。

核心で何度もムーブを試しましたが、どうしても上半身をロックすることができず、もうムーブを起こせないぐらい疲労困憊してしまったので、泣く泣く一手だけカムエイドしてトップアウト。
冬の間に瑞浪で散々ワイドクラックの練習をしてきたので、5.9のワイドぐらい登れるだろうと思っていたのですが、一撃で登れないどころか、カムエイドまでする羽目になって、とても悔しいです。

2回目はトップロープで練習してみたら、大分バタバタして見栄えは悪いムーブでしたが、とりあえずノーテンでトップアウトはできました。

「オオルリ」は小川山本では5.9になってますが、世界の北平さんがカラファテ通信で「オオルリ」を紹介していたときは5.10aと書かれていたので、北平さんに敬意を表して、このHPでは5.10aということにしたいと思います。
実際に僕の体感では5.10aはあると思いました。



思っていたよりも寒くて、藐姑射岩の日当たりがどんな感じなのか分からなかったので心配でしたが、藐姑射岩に着いてみたら、「冬のいざない」の取り付きの辺りは日当たりが良くてポカポカで一安心。

この後13時ぐらいで日は陰ってしまいましたが、それまではとても快適でした。



まずは黒さんが「森林浴」(5.8)をオンサイト。
人気ルートのようですが、あんまり面白くはなさそうだったので僕はパスしました。



次に「冬のいざない」の1P目(5.9)を皆でトライ。

結構色んな幅が出てきて、概ね快適にジャムが効いて登れるものの、核心はそこそこの難しさもあって、とても良い5.9のクラックでした。
黒さんにもリードでのトライを強くお勧めして、リードでトライしてみてもらったら、なんと黒さんも一撃で登り、フラッシュのグレードを更新してました。



そして最後に左壁の方にある「夏風」(5.9)にトライ。
岩の風化が激しく、登っているとポロポロと削れて、高度感もあってグレードの割には緊張感のあるクライミングでした。

このクラックはすごく左上するクラックなので、黒さんにフォロー回収で登ってもらいましたが、黒さんは最後のワイドを仰向けで登ったので驚きました。
斜めになっているワイドで仰向けになるというのは、それが有効な場合が多いと分かっていても、僕にはなかなか思いつきません。

そんなこんなでこの日は終了。
今日はちょっと寒かったですが、今年もようやく小川山のシーズンが始まりました。
また会の仲間達の間でもクラックが流行りつつあるので、今年はたくさんクラックを登りたいです。


【今日の成果】
オオルリ5.10aトップアウト(テン山、カムエイド)
オオルリ(TR)5.10aトップアウト
冬のいざない 1P目5.9OS
夏風5.9OS
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