上荒井沢2


2025年2月25日(火)
MATSU、黒さんと上荒井沢にアイスクライミングに行ってきました。
上荒井沢は7年前に僕が初めてアイスクライミングをやった場所で、とても懐かしいです。

前に来たときは完全に連れてきてもらった感じで、アプローチとか何も覚えてなかったので、ネットで他の人の記録を色々見たところ、駐車場は桃の木温泉に帰りに入浴するなら車を停めさせてもらえると書かれていましたが、桃の木温泉では日帰り入浴はやってないみたいで、無料で駐車場だけ使わせてくれました。

ちなみに上荒井沢のアイスのエリアは2003年にChimneyさんが開拓したエリアということで、ChimneyさんのHPに初登したときの記録が載っています。
記録によると、開拓時は砂防ダムの工事中だったようで、工事関係者に挨拶しながらアプローチしていたようですが、開拓から22年が経った今でも工事が続いていることにはちょっと驚きました。

Chimneyさんの初登時の記録
http://www6.plala.or.jp/chimney/htm/021223.htm



上荒井沢の荒廃した林道を歩いていくと、大きな堰堤を越えたところで立派な氷瀑が見えてきました。
これが「トリコルネ」です。

真ん中から上は結構傾斜が立っていて難しそうなので、とりあえず最初はMATSUに登ってもらいました。

昨日までは寒波の影響で寒い日が続いてましたが、ちょうどこの日から気温が上がるということで、正確な気温は分かりませんが上荒井沢も大分暖かかったです。
この写真を撮ったのは10時前ぐらいですが、トリコルネは日当たりも良くて、MATSUは暑いと言いながら登ってました。



僕がMATSUのビレイをしてましたが、MATSUが上の方を登っているときに、大きめの氷の破片が落ちてきました。
ヘルメットで受けようと思って顎を引きましたが、運が悪くヘルメットから少し外れてうなじの辺りに落氷が直撃。

一瞬クラっとして、ビレイしたままその場に倒れ込み、黒さんにビレイを途中交代してもらいました。

多分この写真の氷が僕のうなじに当たった氷ですが、このぐらいの氷でも持ってみるとそれなりの重量感はあり、こんな重さの物が20mも上から落ちてきて当たったら、そりゃ痛いよなという感じでした。
首か背中の上部辺りの筋肉がダメージを受けた感じで、首を動かすと寝違えたときのように痛みます。



2番手は黒さんがリードで登攀し、黒さんも危なげなく完登。
どうやらこないだの南沢大滝よりは易しいみたいです。



最初にトリコルネを見たときは、難しそうだから僕は最初はトップロープでやりたいなと思いましたが、2人が登っている姿を見たらなんかやれそうな気がしたので、僕もリードで登ることにしました。

この滝は少し離れたところから見ると上部は垂直に見えますが、取り付きから見上げてみると意外と傾斜が緩く見えます。
かなり多くの人に登られているようで、よく見ると階段状のスタンスが続いているようにも見えます。

しかし油断は禁物。
こないだの南沢大滝ではかなり怖い思いをしたので、今回は見栄を張らずに、やばくなったらすぐにアックステンションを掛けられるようにしっかり準備をしてからトライすることにしました。
予めハーネスにフィフィを付けて、片方のアックスにはフィフィを掛ける用の60cmスリング、もう片方のアックスにはリーシュ代わりに120cmのスリングをビレイループから付けて、限界まで手を伸ばした長さよりも少しだけ長くなるように長さを調整。
スクリューも自分のBDのは1つも持たずに、黒さんのブルーアイスのスクリューとMATSUのペツルのスクリューを借りて、いざトライ。

ワンムーブごとにしっかりバランスを取りながら、途中途中でしっかりレストもして、スクリューも10個ぐらい使ったのでかなり時間はかかりましたが、無事にノーテンでトップアウト。
アックステンションの準備をしていたおかげで、スクリューがすぐに入らなくてもそれほど怖くはなく、平常心を保つことができました。

色々と道具を準備したおかげで登れたと言っても過言ではありませんが、アックステンションは一度も掛けないで登ったので、前進の為にはアックス・アイゼン以外の道具は使っておらず、理論上はフリークライミングのスピリットに則っていると言えると思います。

やっぱり南沢大滝よりは簡単で、おそらくⅣ級ぐらいという感じですが、名前のある滝を完登できたのは初めてなので、とても嬉しいです。



その後はMATSUにもう1回リードで登ってもらってトップロープをセットしてもらい、トップロープで2回練習。

アイゼンを蹴り込むとき、今まではつま先を上げて強く蹴るだけだと思ってましたが、インサイドやアウトサイドでセカンドポイントも刺したり、3回ぐらい蹴って氷に穴を開けてから、その穴に前爪で立つやり方も学んで、とても参考になりました。

今シーズンはこれが最後のアイスクライミングになりそうですが、今シーズンは4回もゲレンデで練習できたので、結構上達できた気がします。

来シーズンはどこかルートに行けたらいいなと思います。



2018年1月22日

今回
ちなみにトリコルネは開拓時は35mあったそうですが、下部が埋まって以前より短くなったそうです。
7年前の写真と見比べてみたら、確かに下の方が大分埋まってました。
現在は30mぐらいで、60mのシングルロープでちょうど終了点の木からロワーダウン出来ます。

八ヶ岳と比べると全然暖かいし、東京からも近いしアプローチも楽で、アイスの練習にはすごく良いところです。


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