夏沢鉱泉アイスギャラリーG4

1月の会の山行で八ヶ岳の夏沢鉱泉アイスギャラリーに行ってきました。
去年の1月に行った峰ノ松目沢は峰ノ松目の南側でしたが、今回行ったアイスギャラリーは、ちょうど反対側で峰ノ松目の北側にあります。
出発地点となる桜平駐車場は上・中・下の3箇所がありますが、中の駐車場で仲間の到着を待っていたら、仲間の車が林道の途中でスタックしたとの連絡が入りました。
chimneyさんが車に乗って仲間を助けに行く間、僕は一人で中の駐車場に残って皆の到着を待ちましたが、このときの気温はマイナス10度で、ただただ待つのはとても辛かったです。
毛布を被って待ってましたが、じっとしていると爪先が冷えて痛くなってくるので、その辺をうろうろ歩き回ってなんとか体温を保ちました。
しばらくしてchimneyさんが仲間達を連れて帰ってきたので、8時50分頃に駐車場を出発。

夏沢鉱泉で装備を整え、夏沢鉱泉から登山道を少し歩いたところから沢を渡ってG4の沢筋に入っていきます。

夏沢鉱泉から30分ほどでG4のF1に到着。
この滝がアイスギャラリーの中でも一番規模が大きい滝だそうです。
幅が広くて何本かのラインが登れそうなので、この滝でトップロープを張って練習することにしました。

そんなわけで、仲間達の為にトップロープを張るという任務を背負って、まずは僕がリードで登攀。
正直言って僕はまだそんなにアイスクライミングは自信がないので、危なくなったらすぐにアックステンションできるように、しっかり準備をしてから登り始めました。

途中の傾斜が立ってくる辺りでスクリューを打って、その次に安定してスクリューを打てそうなところの見当をつけますが、4mぐらいはちょっと難しそうな感じのところが続きます。
登ること自体はそんなに難しくはなさそうなので、まぁなんとかなるだろうと思って登り始めてみましたが、登っていて途中で1回不意にアックスが外れることがあり、そこから一気に恐怖が襲い掛かってきました。
ちょっと怖いなと感じて最終支点の位置を確認したら、足元よりも結構下の方にあって、これはここでスクリューを打たないともう無理だと思い、その場で左手のアックスにぶら下がってスクリューのセットを開始。
この傾斜が立ってくるまでのところは、スクリューを打つときはほとんど両足だけで立って、両手を使ってスクリューを打ってましたが、片手でアックスにぶら下がってスクリューを打つとなると格段に難しく、なかなかスクリューが入らなくて何度もガリガリやっているうちに、だんだん左腕がパンプしてきます。
こうなってくるともうとても平常心ではいられず、一旦スクリューを打つのを諦めて、あらかじめアックスの石突のところに着けておいたスリングにフィフィを掛け、もう片方のアックスの石突のところにヌンチャクを掛けてロープをクリップして、テンションを掛けた状態でスクリューをセットしました。

そうしてなんとか核心を突破し、その後は普通に安定しているところでスクリューを打ちながら滝の上まで登れて、終わってみれば結局1テンでした。
テンションを掛けてスクリューを打ったのは1回だけだったので、スクリューのセットがもう少しスムーズにできるようになって、核心のところで1回でも安定してスクリューを打てる体勢がとれたら、ノーテンで登れるんじゃないかなと思います。
しかしこの滝は既にかなり多くの人に登られているようで、皆がアックスを打っているところも、スタンスとして使っているところも分かりやすく、とても使いやすくなっているので、これまでにこの滝を登った人達の力もあって登れたような感じがあり、自分の力で登ったという感覚はイマイチでした。

滝の上は両側の木から残置ロープで支点が作ってあったので、それを使って2本トップロープをセットして、後は皆でひたすら登って練習。
皆3~4回ずつ登れて良い練習になったみたいだったので、怖い思いをしてトップロープを張った甲斐がありました。
僕もトップロープで2回登りましたが、トップロープで登るだけだったら、このぐらいの傾斜だったら大分安定して登れるようになってきたと思うので、次はスクリューセットの技術を磨いていきたいと思います。

最後はchimney先生による模範演技を皆で見学。
こうして見るとテイクバックが驚くほど大きい感じがします。
これだけブスブス刺さったら気持ちいいだろうなと思います。
chimneyさんと比べると僕はスイングが全然小さくて、先端がちょっと刺さるぐらいなので、今回教わったアックスの振り方も練習して、もっとしっかり刺せるようになりたいです。
今回はアイスギャラリーのG4のうちのF1しか登りませんでしたが、G3とG4はそれぞれF3まであって、手頃なマルチピッチのルートとして登れるみたいなので、今度来たら上まで登ってみたいと思います。
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