瑞浪 屏風岩


2024年11月25日(月)
スラ婆さんと2日間の瑞浪ツアーに行ってきました。

瑞浪は冬でも登れる花崗岩の岩場ということで、いつか行ってみたいとずっと思っていましたが、東京から車で4時間はかかる場所にあるので、今までなかなか行く機会がありませんでした。
しかし、今回はスラ婆さんが瑞浪に連れて行ってくれるということで、とうとう僕も瑞浪デビューを果たすことができました。

初めての岩場に行くときはどこでもワクワクしますが、それが花崗岩のクラックの岩場となると、間違いなく今年一番のワクワク。
もはやワクワクさんと化した僕は、岩場に着くなりスラ婆さんに岩場を案内してもらって、クラックを見物して回りました。



かの有名な「アームロックききますか」(5.10a)。
今回一番楽しみにしていたクラックで、このクラックを登るために瑞浪に来たと言っても過言ではありません。

これのためにわざわざ(スラ婆さんが)4時間も車を走らせてきたんだから、これは絶対登りたいと思ってましたが、僕らが色々とクラックを見て回っているうちに他のパーティが「アームロックききますか」をやり始めてしまったので、とりあえずこの日は他のクラックから始めることにしました。



というわけで、最初に荷物を置いた広場にちょうどあった「あ~らよ!」にトライ。

正直に言って完全にナメてました。
だって5.8だし、適当に登っても登れないなんてことはないだろうと思っていたのです。
少し離れたところからクラックを見た時は、小川山レイバックみたいな感じに見えたので、これで5.8ということはよっぽどジャムが効いて、スタンスもそれなりにあるんだろうなと思ってました。

しかし近くに行ってクラックに手を入れてみると、思っていたよりも大分太い。
慌てて大きめのカムをギアラックに追加してトライを始めました。
出だしから結構広めのクラックでしたが、登るにつれてクラックが広くなっていき、全然ジャムが効かなくなってきたところで、心の中で「これ完全にワイドクラックやないかい!」と叫びました。

とにかく頑張って落ちないようにしながら、少しずつ手や足をモジモジさせて登りましたが、最後まで頑張りきれなくてテンション。
しかもテン山。
なんとかトップアウトはできましたが、いくらワイドと言っても、これは本当に5.8なのか?と思うぐらい難しく感じました。

でも本当に少しずつ幅が広くなっていくクラックで、ワイド技術の練習にはとても良く、こんなクラックがもっと近所にあったらいいのになと思いました。



「あ~らよ!」でいきなり瑞浪の洗礼を浴びることになったので、次はグレードを1つ上げて5.9のクラックをやろうと思い、すぐ近くにあった「新人クラック」(5.9)にトライ。

このクラックもトポにはハンドからオフウィズスと書いてありますが、ハンドの部分が結構被っていて、明らかにそこが核心という感じなので、ハンドサイズの5.9なら流石に登れるだろうと思い、適当にクラックに手を突っ込んで登り始めてみましたが、まず手がめちゃくちゃ痛いし力も要るしでなかなか登れず、何歩か登っては地上までクライムダウンを繰り返しました。

何回目かで覚悟を決めて核心に突っ込んでみましたが、見事に玉砕。
そしてまたしてもテン山。
なんとか核心を突破できるムーブを発見してトップアウトはできましたが、こんなクラックが5.9で、しかも名前が新人クラックだなんて、設定した奴はよっぽどひねくれているのではないかと思い、怒りが込み上げてくるのを感じました。

もっと簡単に登れると思って触った5.8や5.9のルートに思いのほか手こずってしまったので、気が付けばもう時刻は14時過ぎ。
お昼ご飯を食べながら、次に何をやるかを考えましたが、とても今から「アームロックききますか」をやろうという気持ちにはなれなかったので、とりあえずまた近くにあるクラックを登ることにしました。



スラ婆さんは今回のツアーで「エースをねらえ」(5.10b)のレッドポイントを狙っているそうですが、「エースをねらえ」は5.10bのワイドらしいので、ちょっと僕には無理だろうなぁと思いましたが、「エースをねらえ」の取り付きまで行ってクラックを下から見上げてみたら、あまりの美しさに、もうとにかくあそこに挟まりたいという気持ちになり、残りの時間で「エースをねらえ」にトライすることに決めました。

オンサイト成功の可能性は低くても、不可能と決まっているわけではないので、まずは全力でオンサイトを狙ってトライを開始。
クラックに入るまでに簡単なところを5mぐらいノープロで登り、カムを1つセットしてからクラックを登り始めます。
フィンガーから始まって少しずつ広くなっていき、最上部は露出感のあるオフウィドゥスという素晴らしい構成。
やっぱり核心のところでテンションをかけてしまい、登り方が全然分からなくて同じところで何度もテンションをかけましたが、色々と試行錯誤した末に登れるムーブに気が付き、無事にトップアウトすることができました。

5.10bのワイドにトライするのは初めてだったので、トップアウトできるか心配でしたが、テン山とは言え、ちゃんと自力でムーブを解決して登れて、結構大きな自信がつきました。



スラ婆さんもトップロープで「エースをねらえ」を練習したところで、17時近くになって暗くなり始めたので、撤収することにしました。

この日は主に展望台というエリアで登りましたが、「エースをねらえ」や「新人クラック」の終了点のところがちょうど展望台になっているので、最後に支点の回収の為に展望台まで行ったら、ちょうど空が夕焼けで赤くなり始めるところで、とても綺麗な景色でした。

結局この日は1本もまともに登れず、散々な瑞浪デビューになりましたが、どのルートもとても面白かったし、何よりもこの時期に寒さに凍えることもなく花崗岩のクラックを登れていることが嬉しく、とても幸せな気分でした。


【今日の成果】
あ~らよ!5.8トップアウト(テン山)
新人クラック5.9トップアウト(テン山)
エースをねらえ5.10bトップアウト(テン山)
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