甲府兜岩5


2024年11月18日(月)
11月の会山行で兜山に行ってきました。

今回はハイキングやクライミングでいくつかのパーティに分かれて行動し、僕らのパーティは甲府城エリア近辺でクライミング。
僕は大手門エリア以外で登るのは初めてでしたが、甲府城エリアは大手門エリアに負けないぐらい快適で景色も良く、のろし台や東壁へもすぐに行けて、なかなか便利なところでした。

まずはアップでライオン岩の「ゴルゴ31」(5.10a)とのろし台の「キープ・レフト」(5.10a)をフラッシュ。
両方ともアップにちょうどいい感じの手頃な10aでした。



次に僕は甲府城1階の「ラ・メント」(5.11a)にトライ。
このルートは古いトポでは5.10d/5.11aという半端なグレードでしたが、今年発売した新しいトポだと5.11aになっています。
見たところ中間部はレストしやすそうなので、頑張ればオンサイトできるかもしれないと思い、気合いを入れてオンサイトトライを開始。

スッキリしていてホールドが分かりやすい下部をこなし、中間部はとにかく気合いでホールドを持って体を上げていき、最後のセクションに入る前にしっかりレストして、この先が核心なのかなと思っていたら、あれよあれよという間に終了点に到着し、オンサイト成功。
ちょっと拍子抜けする感じでしたが、とりあえず5.11aをオンサイトできたので嬉しいです。



「ラ・メント」を登るいとしゅーさんと、2階の「祝開店」(5.11c)をオンサイトするMATSU。

MATSUが「祝開店」にヌンチャクを掛けてくれたので僕も1回だけ触ってみました。
「祝開店」は昔は右カンテなしの限定があって11dだったようですが、新トポによると今はカンテを限定しない登り方が主流ということで11cになっています。

かなり傾斜が強いルートなので、トライする前から少しビビってましたが、登り始めてみるとホールドのかかりは良くスタンスもしっかりしていて、それなりのパワーは必要ですがグイグイ登れる感じが気持ち良く、テンテンではありましたがスムーズにトップアウト。
僕は一応自分では自分のことを垂壁カチ野郎だと思ってますが、たまには傾斜が強いルートをやるのも楽しいなと思いました。



その次は甲府城1階から3階まで一気に登る25mのロングルート「ディライト」(5.11b)をやろうかと思いましたが、先にトライしたMATSUが珍しく苦戦している姿を見てトライを断念。

そろそろ終了の時間も近づいていたので、何か短くて取り付きやすいルートを登ろうと思い、ライオン岩にある「タッチ」(5.11a)をやることにしました。
新トポのこのルートのコメントに「初イレブンの目標にしているクライマーも少なくない」と書かれていたので、そんなにクセのないルートなんだろうなと思ってトライを始めましたが、いざ登り始めてみると、使われているホールドはチョークがしっかり付いていて明瞭なのにも関わらず、ムーブが全く分からず。
テンションを掛けてじっくりと壁を見ても、解決する方法が思い浮かばず、仕方なく無茶と思えるムーブを試してみましたが、やっぱり無茶だったので、一旦敗退してMATSUに選手交代。

そしたらMATSUはあっさりと一発で解決してフラッシュしたので、僕もMATSUのムーブを真似てみましたが、それでも1回目は失敗し、2回目で成功してそのまま1テンでトップアウト。
核心のボルト位置は良いので、確かにトライはしやすいのかもしれませんが、典型的なワンムーブのルートなので、初イレブンを狙うルートとしてはとてもおすすめは出来ません。

でも最初のトライのときは自分では全く思いつかなかったムーブで登ることができたので、ムーブの引き出しが1つ増えたような感じがして、全く分からないなりにもオンサイトトライをやって良かったと思いました。



のろし台からは甲府盆地が見渡せて素晴らしい景色でした。

今回はこれで終了になりましたが、新トポで新しく公開されたクラックのエリアもすぐ近くにあるので、また今度クラックも登りに来たいです。


【今日の成果】
ゴルゴ315.10aFL
キープ・レフト5.10aFL
ラ・メント5.11aMOS
祝開店5.11cトップアウト(テン山)
タッチ5.11a敗退
タッチ5.11aトップアウト(1テン)
Comment Box is loading comments...


兜岩の記録まとめへ

山日記メニューへ