天王岩34
スラ婆さん、なっちゃん、黒さんと天王岩に行ってきました。
この日は前日の夜から朝にかけて雨の予報で、中止にしようかちょっと悩みましたが、最近岩に触れてなかったので、どうしても岩を登りたくて行くことにしました。
当日の朝、起きてから檜原村のアメダスをチェックして朝までの降水量を確認したところ、0.5mmとなっていたので、これなら登れると思い意気揚々と家を出発。
しかし武蔵五日市の駅に着いてみると、雨こそ降ってはいないものの、駅のすぐ近くの低山にも雲霧がたなびくウェッティなありさま。
昼頃からは晴れ予報だし、まぁなんとかなるだろうと岩場へ行ってみました。
最初にアップで登った「ローリングストーン」はほとんど濡れてなくて普通に登れましたが、2本目に登った「コーナークラック」はスラブの面が濡れて黒光りしていて、トップロープだったにも関わらず、とても5.7とは思えないほど真剣に登りました。
それでも「クラックジョイ」は乾くのが早いから、こんな状況でも「クラックジョイ」なら普通に登れるだろうと取り付いてみましたが、湿っていて怖い下部を慎重に登ってテラスまで辿り着き、クラックの中を触ってみると、クラックの中が信じられないぐらいに濡れていました。
少しぐらい岩が濡れていてもタオルで拭けばなんとかなると思い、持ってきていたタオルで拭いてみましたが、ほとんど変化は感じられず、どのホールドを持っても指先のフリクションは皆無。
仕方なくクラックの中でハンドジャムを効かせられるところを探してみたら、意外とどこに手を入れてもバチ効きで、ハンドジャムを駆使してなんとか無事に終了点まで登れました。
なっちゃんと黒さんは天王岩に来るのが初めてのようだったので、本当は「クラックジョイ」をリードでトライしてもらいたかったですが、今日のコンディションだとさすがに危ないので、2人にはトップロープで登ってもらいました。
最初のうちはやっぱり濡れていて難しく、2人とも何度か滑って落ちてましたが、昼頃からは晴れてきて、少しだけコンディションもましになり、黒さんの3回目のトライでは、もうちょっとでノーテンでトップアウトというところまで登りました。
しかし最後の最後で力尽きてフォールしてしまい、悔しそうな黒さんの叫びと、応援していた皆の悲鳴のような声が、紅葉で色づき始めた秋川渓谷にこだましていました。
【今日の成果】 |
ローリングストーン | 5.7 | 再登 |
コーナークラック(TR) | 5.7 | 再登 |
クラックジョイ | 5.9 | 再登 |
クラックジョイ(TR) | 5.9 | 再登 |
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