小川山41


2024年9月19日(木)
いとしゅーさん、スラ婆さんとの小川山2日目。

昨夜の時点で確認した天気予報はまぁまぁ良かったので、今日は快適に登れそうだと思い、朝7時に起きてのんびりしていたら、西側の空からどんよりとした黒い雲が近づいてくるのが見えました。
雨雲レーダーを見ると、間もなく廻り目平は雨雲に覆われる予想になっていて、やがてその通りに雨が降り始めました。
仕方なくテントの中で朝食を作って食べましたが、そのまま1時間以上は雨が降り続けて、テント内でゴロゴロして雨が止むのを待っているうちに、次第に諦めムードが漂い始めます。

9時ぐらいに雨が止んだので、とりあえず岩場に行ってみることにして、金峰山荘から少し下ったところで西俣沢を渡渉し、兄岩へ。

いとしゅーさんが「ピクニクラ」を登るというので、まずは「ピクニクラ」のところに行ってみましたが、やはり先ほどの雨で出だしの辺りは濡れていました。
それでもいとしゅーさんはそのままトライを始め、登っている間に岩に風が当たって乾いてきた感じでしたが、惜しくもオンサイトはならず。

そして僕は「Sunday」という10aのクラックにトライ。
意外なことにこの後触ったルートはみんなバッチリ乾いていて普通に登れました。
花崗岩の乾きの良さにびっくりです。

取り付きから一段上がったテラスからクラックを登り始めますが、クラック部分は実質5mぐらいしかなくてかなり短いです。
短いながらも綺麗なクラックで、ジャムはしっかり効いて気持ちよいですが、さすがにちょっと短すぎて、もうちょっと長かったらいいのになという感じでした。
オンサイトできましたが、核心の被っているところよりも、出だしのフィンガーの部分が、テラスが近いせいでカムセットが怖かったです。



次は「八王子ルート」の1p目(5.10a)。
こちらはしっかり長さもあって、真っすぐビシッと割れた綺麗なクラックです。
出だしはチムニーのようにバック&フットで登り、途中からクラックにジャミングできるようになりますが、このクラックがなかなかの曲者で、微妙に狭かったり太かったりして、結構色んなジャミングを使った気がします。
核心もしっかりあって、充実感のあるクライミングでした。



次は2階に移動して、いとしゅーさんが「ウォーリーをさがせ」(5.11a)にトライを始めたところで雨が降ってきて、どんどん雨が強くなってきたので、ヌンチャクを回収して撤収。
僕は普段はチョンボ棒は持ち歩かない方ですが、最近のチョンボ棒はヌンチャクを下から外すこともできるので、こういうときはパーティで1つチョンボ棒があると安心です。

結局この日も2本しか登れませんでしたが、やりたかった2つのクラックをオンサイトできて良かったです。
この頃は10aのクラックだったら大体オンサイト失敗しない感じになってきているので、10bのクラックのオンサイトトライを今後どんどんやっていきたいと思います。

小川山本で☆が1つでも付いている5.10bのクラックでまだ触ってないのを探してみたら、以下の5本が残ってました。

ひよこ豆の「センターコーナー」☆☆
赤いスラブの「カサロハ」☆☆
裏烏帽子の「ミスナチュラル」☆☆
ラストワンの「ジグザグ」☆
藐姑射岩の「冬のいざない」2p目☆☆☆

あんまり辺鄙なところにあるルートは実際なかなか行けませんが、アプローチの近いひよこ豆やラストワンなら、何かのついでに行けるかもしれないので、今度近くに行くことがあったら狙っていきたいです。


【今日の成果】
Sunday5.10aOS
八王子ルート1p目5.10aOS
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