小川山40


2024年9月18日(水)
いとしゅーさん、スラ婆さんと小川山に行ってきました。

今回は今年初めての妹岩。
久々の妹岩なので、まずは挨拶代わりに「龍の子太郎」と「カサブランカ」を登りたいと思ってましたが、この日の妹岩では2組の講習会が行われていて、「ジャックと豆の木」も含めて人気のあるクラックには全てトップロープが張られていて、講習生が代わる代わる登っていました。

講師に声を掛けて隙間で登らせてもらうのも面倒だなぁと思っていたところで、いとしゅーさんがまだレッドポイントしてなかった「レギュラー」をやるというので、僕もついでに「レギュラー」を登ることに。

全く覚えていなかったのでオンサイトトライのような気分でしたが、色々と迷いながら登っているうちにすっかり腕がパンプしてしまい、核心のところでテンションを掛けてしまいました。
上部のスラブの部分も一発では登れず、何度かテンションを掛けてトップアウト。
このルートは初めてトライしたときはオンサイトできたのに、その後のトライではいつも一発では登れません。
でもロケーションも良いし長さもあって、とても良いルートです。



その後やっぱりどうしても「龍の子太郎」を登りたくなり、登っているパーティに声を掛けて、順番が回ってくるのを待って登ることにしました。

前に「龍の子太郎」をワイド登りで登ったらすごく気持ちよく登れたので、今回もちゃんとワイド登りでレイバックを使わずに登ろうと決めてトライを開始。
ちょうど僕の順番の前に、「龍の子太郎」で講習会をしていた講師の人がずっとジャムで登っていたので、その講師の登りを参考にさせてもらって登ったら、とてもあっさり登れました。
なんだか結構ワイドが上達してきたような感じがするので、今度久々に5.10aのワイドを何か登りに行ってみたいと思います。



そしていとしゅーさんはこの日の2トライ目で「レギュラー」をレッドポイント。

「カサブランカ」はまた講習生が変わりばんこに登っていて空かなそうだったので、何か近くに良いクラックはないかなぁと思って小川山本で探してみたら、妹岩から下りていく途中にある隠し子岩というところに星付きのクラックがあったので、隠し子岩に行ってみることにしました。

誰も隠し子岩に行ったことがなかったので、若干迷いはしましたが、無事に隠し子岩を発見。
1つ星の「ブルート」(5.10c)と2つ星の「ウィンピー」(5.11a)というクラックを見てみましたが、「ブルート」はよく見たらオールNPで登れるルートではありませんでした。
そもそも岩自体があまり綺麗な感じではなく、クラックもお世辞にも綺麗とは言えず、「え…、これ登るの?」と微妙な空気になってしまったので、隠し子岩で登るのは止めてそのまま下に降り、リバーサイドで何か登ることにしました。

しかしリバーサイドに着いて「BUN×2」でも登ろうかと思って準備をしていたら、ポツポツと雨が降ってきました。
元々この日は昼過ぎから雨が降り始めるという予報だったので、ここで諦めて撤収することに決定。




結局その後ザーザー降りの雨になり、キャンプ場で夕飯を食べるのは無理そうだったので、お風呂に入りに行ったついでに川上村の焼肉屋「ふじもと」で夕飯を食べることにしました。

1500円の焼肉定食を注文したら、肉が3枚しかなくて、ちょっと肉が少ないなと思いましたが、結構厚めのお肉だったので、しっかり食べ応えがあって満足できました。



ちょうどキャンプ場に戻った頃には雨が止んでいたので、焚き火を囲んで飲みながら、皆でトポを見て翌日何のルートを登るかの話し合い。

8月以降で、今回みたいな小川山でのキャンプ&クライミングを何度か計画していましたが、この2か月ぐらいずっと天気予報が悪くて、悉く中止することになり、悶々とした日々を過ごしていました。
この日も昼から雨の予報だったので、小川山まで行くかどうか悩ましいところでしたが、もうこれ以上は我慢できないという感じで、最悪の場合は全然登れないことを覚悟の上で小川山に行くことに決めました。

結局雨が降ったので2本しか登れませんでしたが、とりあえず少しでも花崗岩のクラックを登れて、久々に焚き火も出来て、本当に楽しかったです。
砂漠を歩いていて喉がカラカラで干からびそうな状態だったところで、やっとコップ一杯分の水を飲むことができたような、そんな感じの満ち足りた気分でした。
本当はもっとガブガブいきたいので、10月は晴れが多くなるといいなぁと思います。


【今日の成果】
レギュラー5.10cトップアウト(3~4テン)
龍の子太郎5.9再登
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