某岩場
山梨のとある非公開の岩場に行ってきました。
前にも来たことはある岩場なので、とりあえず前に登ったことのある5.7のオフウィズスでアップ。
時刻は9時過ぎぐらいでしたが、朝イチでまだ岩が冷たくて辛い。
アップの後で、パートナーが5.10b~cぐらいのクラックをトライするというのでビレー。
クラックが細くて浅い上に、あまり登られていないようで、スメアリングするとガリガリと岩の粒子が欠け落ちてきます。
フォールしたらプロテクションが吹っ飛ぶんじゃないかと、緊張感のあるトライでしたが、1回目のトライでテンションを掛けた後で、プロテクションを吟味して、2回目のトライで無事にレッドポイント。
かなりリスクが高そうなルートで、こういうルートは僕は積極的にやりたいとは思いませんが、トライしているパートナーの様子を見ていたら、とても面白そうに見えました。
もし僕がいつかこのルートにトライするとしたら、リードでトライするのは怖すぎるから、最初はトップロープでリハーサルするかな、と考えましたが、もしそうしたら、今自分の目の前で喜んでいるパートナーのような充実感はきっと得られないだろうなと思いました。
webで見つけた古いトポを頼りに、ひと通りルートを見て回りましたが、近くにある5.10aぐらいのルートはどれも自然に還っていてトライする気になれず、少し離れたところに良い感じの5.10aがあるそうなので、それを登ることに。
落ち葉を掻き分けながら少し歩いて行くと、綺麗なハンドサイズのクラックが見えてきました。
7メートルぐらいのかなり短いクラックですが、取り付きに立って見上げてみると意外と傾斜を感じます。
クラックはハンド~フィストサイズで、ジャミングがよく効いて、プロテクションも不安はなく気持ちよく登れました。
この岩場は花崗岩ですが、小川山や瑞牆の花崗岩よりもザリザリした感じが強い気がして、少し登っただけで前腕が傷だらけになりました。
こうやって前腕を傷だらけにしながらクラックを登っていると、花崗岩を登っているな~という感じがして、僕はドMではないですが、傷が痛いのが少し嬉しく思います。
5.10aのハンドクラックの近くに、こんな立派な5.10bのワイドクラックもありました。
パートナーは登ったことがあるそうで、体感5.10cと言ってましたが、これは近いうちに是非トライしてみたいです。
僕はこの後は5.9のフィンガークラックを登って、この日は終了。
14時半ぐらいからは日が当たらなくなって一気に寒くなりましたが、日が当たっている間は暖かく、快適なクライミングが楽しめました。
冬でも花崗岩のクラックが登れるというのはとても有り難いです。
【今日の成果】 |
無名ルート | 5.7 | 再登 |
白鳥正宗 | 5.10a | OS |
無名ルート | 5.9 | OS |
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