小川山35
KWTさんとスラ婆さんと小川山に行ってきました。
先週来たときよりも大分紅葉が進んでいて、西股沢沿いの林道の辺りは特に鮮やかに色づいてました。
この日の朝9時頃の川上村の気温はなんと9度。
妹岩に10時に着いて、KWTさんがアップで「愛情物語」を登るのをビレイしましたが、ビレイしている間にすっかり身体が冷え切ってしまい、もっと暖かい真冬用のダウンジャケットを持ってくればよかったと思いました。
僕は今日は久しぶりに「龍の子太郎」を登ってアップ。
このクラックはいつもレイバックで登っていて、ワイド登りでちゃんと登ったことがまだなかったので、今日こそワイド登りで登ると心に決めてトライを開始。
ヒール&トゥでじりじり登っていきましたが、核心部でなかなか足を上げられなくて困り果ててしまいました。
もうレイバックで登ってしまおうかという思いが頭をよぎりましたが、この程度で諦めてはワイドの技術の向上なんてできないと思い、出来る限り足掻いてみることにしました。
苦し紛れにリービテーションとか試してみたら意外とよく効いたりもして、最終的にどうやったかはよく覚えてないですが、ヒール&トゥでじりじり登って核心を突破して、そのままトップアウト。
レイバックで登ると、その後の部分がすごく怖かった気がしますが、真っ向勝負でワイド登りで登ると、プロテクションもたくさんセットできるし、とても安全に登れます。
登り終わって下りてきた後は、ちゃんとワイドクラックを登った後のように太腿が疲労でガクガクになってました。
これでようやくこのクラックをちゃんと登れたと言えるような気がします。
登れてみると、ヒール&トゥの練習にすごく適していて、ワイド入門に良いクラックだと思いました。
アップの後は、全員で順番に「ジャックと豆の木」にトライ。
このクラックを登るのも久しぶりですが、こうして改めて見ると、天まで真っすぐ伸びるような綺麗なクラックで、「ジャックと豆の木」というのはとてもセンスの良いネーミングだと思います。
まずはKWTさんのフラッシュトライで、核心でテンションが掛かりましたが、核心を越えてからは順調に登ってトップアウト。
スラ婆さんも核心で落ちてしまいましたが、その後はきっちり登ってトップアウト。
そして次に僕のトライ。
僕は「ジャックと豆の木」は2019年の9月にレッドポイントしましたが、それ以来一度も触ってなかったので、4年ぶりのトライです。
KWTさんもスラ婆さんも核心で落ちていたので、核心のところは緊張しましたが、無事に突破。
後半でカムが足りなくなってきて、少しクライムダウンして回収したりしながら、最後はパンプとの闘いに勝利し、4年ぶり2度目のレッドポイント。
無事に登れてご満悦の僕。
心臓がバクバクで限界ギリギリの状態でのトップアウトで、再登でしたがとても嬉しかったです。
この後KWTさんとスラ婆さんは「ジャックと豆の木」にもう1回ずつトライして、次に僕の番が回ってきたときは16時半。
もうすぐ暗くなりそうな感じでしたが、もう1本ぐらいは登りたいと思い、急いで「JECCルート」にトライしました。
クリップするのがどうしても怖くて、ヌンチャクを掴んでクリップしたところもあり、結局3テンでのトップアウトでしたが、全体的にムーブはもうバッチリで、あとはつなげるだけという感じです。
とりあえず今日は「龍の子太郎」をワイド登りで登れたのと、「ジャックと豆の木」を久々のトライで一発で登れたので、とても満足な一日でした。
やっぱりクラックは楽しくて、ワイドクラックに挟まると快感に心が満たされ、ジャミングがしっかり効かせられると「ヨシ!」と声を上げたくなる気持ちになります。
新しい瑞牆本を読んでクラックを登りたい熱が高まっているので、もっと上達して色んなクラックを登りたいです。
【今日の成果】 |
龍の子太郎 | 5.9 | 再登 |
ジャックと豆の木 | 5.10c | 再登 |
JECCルート | 5.10d | トップアウト(3テン) |
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