シーサイド3
暦の上では明日から春ということで、最近は暖かい日が続き、そろそろ小川山・瑞牆のシーズンが始まろうとしている今日この頃ですが、まっさんが、シーサイドでやり残したことがある、と言うのでシーサイドに行ってきました。
スラ婆さんと3人です。
今回僕は電車で行ったので、岩場には10時前ぐらいに到着。
快晴でとても暑く、まっさんは半袖半ズボンでした。
まず僕はアップで「ピーターパン」(5.10b)にオンサイトトライ。
核心ぽいところは一発で抜けられて、その後は簡単だと思ってましたが、終了点まであと一手のところで行き詰ってしまいました。
5.10bで落ちるわけにはいかないと思い、頑張ってレストポイントまで戻り、呼吸を整えます。
レストした後で、ガバだと信じて掴みにいったホールドが全然ガバじゃなくて、もう戻ることもできずに落ちてしまいました。
テンションをかけている間に周囲をよく見たら、もっと登りやすいラインが見つかって、1テンでトップアウト。
結構粘ったので、降りてきたときには顎から汗が滴るほど汗だくになってました。
次は今日の目標ルートの「気分は最高」(5.10c)にオンサイトトライ。
オンサイトトライではありますが、このルートは実は下部の方が難しいとか、下部のプロテクションが取り辛くて事故もよく起きているとか聞いていたので、下部でプロテクションが取れそうな場所をよく見て、小さめのカムを多めに準備して取り付きました。
見た目で明らかに核心ぽいところがあるので、そこに突入する前にカムをセットしましたが、サイズがぴったり合わず、若干信頼性に欠けるセットになってしまいました。
その前にセットしたカムからは結構離れていて、これで突っ込むのは怖いと感じて進めなくなってしまいましたが、そこの幅に合うカムが手元に残ってません。
これは困ったと思い、セットしたカムの位置をずらして何とかしようとしましたが、そうしているうちに疲れてきたので、一旦前のカムのところまで戻ってレスト。
レストしながら、そこにセットしていたカムを回収して別のサイズと入れ替え、再度核心の手前まで行ってカムをセット。
今度はバッチリセットできて、さっきセットしたカムもそのままにしてあるので、固め取りでもう怖くありません。
いざ核心に突入したら、良い感じでジャムがバチバチ効いて、そのままテラスの上に上がれて、最高の気分でした。
5.10cのクラックはオンサイトしたことないので、これはこのまま登れたら嬉しいなと思い、かなり長い間テラスに座って休憩。
しっかり回復を待って登り始めましたが、少し登ったところで行き詰ってしまいました。
また一度レストポイントまで戻って粘りましたが、結局突破できずに無念のテンション。
そこからは各駅停車でテンションをかけてトップアウトしました。
いいところまで行ったのにオンサイトできなかったのは残念ですが、やれるだけのことはやったので内容には満足しています。
2回目はスラ婆さんから極小サイズのカムを借りてトライ。
1回目のときはすぐ突破できた核心の部分で、ジャムがうまく効かせられず、右手も左手も抜けてきそうになってしまい、早々とテンションをかけてしまいました。
1テンでテラスに上がってからは、上部は使うホールドが決まっていれば難しくなく、極小サイズのカムがあればプロテクションも取りやすくて、1回目よりは大分簡単にトップアウトできました。
スラ婆さんも「気分は最高」をトップロープで練習してましたが、核心で一度テンションをかけた後はそのままトップアウトしてたので、次に来たときには2人ともレッドポイントできそうです。
そしてまっさんは、前回来たときから宿題になっている「アイロンヘッド」にトライしてました。
ヌン掛け便の後の1トライ目で、終了点まで登りましたが、終了点の片方のカラビナにクリップした後でフォールしました。
もう終了点にクリップしてるし、僕だったら迷わずレッドポイントとするところですが、降りてきたまっさんはメチャクチャ悔しそうな様子。
聞いてみると、「この岩場のローカルルールで、棚に立って終了なんです。」ということでした。
そんなわけでそれから1時間以上レストし、17時頃に最後のトライで見事にレッドポイント。
まっさんの宿題も無事に終わって、これで城ヶ崎のシーズンももう終わりかな、と思いましたが、まっさんはもう1つシーサイドでやり残したことがあるそうなので、もしかしたら来月もう1回来るかもしれません。
【今日の成果】 |
ピーターパン | 5.10b | トップアウト(1テン) |
気分は最高 | 5.10c | トップアウト(テン山) |
気分は最高 | 5.10c | トップアウト(1テン) |
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