湯河原幕岩31
いとしゅーさんと湯河原幕岩に行ってきました。
今年の1月に登り初めで湯河原幕岩に来たときに「コンケスタドール」に初めて触りましたが、結局それ以降は「コンケスタドール」にトライすることはなく、気が付けば2022年ももうすぐ終わる頃になってしまったので、宿題を片付けにやってきました。
この日はとても寒く、僕が住んでいる川崎市多摩区の朝6時の気温はマイナス0.5度。
湯河原へ向かう小田急線の電車の中では、ダウンジャケットを来ている上半身は平気でしたが、下半身とつま先がとても寒く、この寒さでは湯河原でもさすがに辛いのではないかと不安になりました。
しかし岩場に着いて少し登ると夏のような暖かさで、昼頃からは半袖Tシャツ1枚になり、ズボンの下に履いていたヒートテックタイツも暑くて脱ぐほどでした。
昼頃の湯河原町の気温は10度になってましたが、体感だと20度以上はあるように感じられて、つくづく湯河原は不思議な場所だと思いました。
そんなこんなで、最初はアップで「アボリジニ」を登りました。
核心のところで登り方が分からなくなってしまい、少し悩んでしまいましたが、そういえば初めて登ったときも核心のところで悩んで、そのとき一緒に来ていた日台さんにヒントをもらって登ったなぁと思い、日台さんに言われたことを思い出して登ることができました。
湯河原幕岩は色んな仲間たちと何度も来た岩場なので、ふとしたときに蘇ってくる思い出がいっぱいです。
アップの2本目で「フレークルート」(5.10b)をレッドポイント。
湯河原の5.10bにしては珍しい、ガバばっかりの長めのルートで、アップに向いているルートだと思いました。
ただ終了点クリップがちょっとやり辛くて怖いです。
100岩には載ってないルートですが、「卑弥呼」(5.11c)の限定解除版です。
そして久々に「コンケスタドール」にトライ。
なんとなく覚えているつもりでしたが、いざ登り始めてみると、使うスタンスが全然分からなくて、2ピン目で何度もテンションをかけました。
苦労の末になんとか3ピン目をクリップして、その後も何度かテンションをかけながらトップアウトしましたが、この1回目のトライで指皮がボロボロになってしまいました。
1回目のトライでは数えきれないほどテンションをかけたので、2回目のトライではせめて3ピン目クリップまではノーテンで登りたいと思って登り始めましたが、自分でも意外なほどにあっさりとムーブをこなせて、そこそこ余力がある状態で3ピン目クリップまで到達。
あれ?このまま登れるんじゃないか?と思いましたが、その後の部分でスタンスを見失ってしまい、強引に身体を上げようとしたらフォール。
その後は使うスタンスの位置を確認して、1テンでトップアウトできました。
13時過ぎに3回目のトライ。
また3ピン目クリップまではスムーズにこなしましたが、その後の部分で、暑さのせいか指先が滑る感じがして、心が折れてしまって足を上げられずフォール。
ルート全体が日陰に入るまで待つことにして、少し昼寝をしてから、14時50分に4回目のトライ。
指皮がかなり擦り減っていて、カチを持つのが痛かったですが、日陰になったことでフリクションは良くなった感じがあり、さっきは滑りを感じたホールドがしっかり持てて、無事にレッドポイントできました。
5.12aというグレードは、クライミングを始めたときから目標にしていたグレードなので、「コンケスタドール」を登れてとても嬉しいです。
このルートは人によって体感グレードが結構違うみたいで、5.11cぐらいだとか言う人も居ますが、ちゃんと5.12aあるという意見も聞きます。
実際に登ってみて、僕もかなり登りやすいルートだと感じましたが、兎にも角にも、100岩でもガメラ本でも5.12aとされているルートを登ったのだから、僕はこれで最高グレードを5.12aに更新したことになります。
他の5.12aのルートはまだ登れる気はしませんが、とりあえず大きな目標を1つ達成できました。
次はちゃんと5.12aのテストピースとされているルートを何か登りたいので、それは来年の目標にしたいと思います。
【今日の成果】 |
アボリジニ | 5.10a | 再登 |
フレークルート | 5.10b | RP |
コンケスタドール | 5.12a | トップアウト(テン山) |
コンケスタドール | 5.12a | トップアウト(1テン) |
コンケスタドール | 5.12a | 敗退 |
コンケスタドール | 5.12a | RP(通算9トライ) |
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