鍋割山~檜岳
今年も冬山シーズンに入る前に、ある程度の重荷を背負って歩くトレーニングをしようと思い立ちました。
心肺機能のトレーニングの為に、日頃からランニングはちょいちょいやってますが、やっぱり重荷を背負って登る体力を鍛えるには、実際に重荷を背負って登るしかありません。
たまにはしっかりと重荷を背負って歩荷トレーニングでもやってみようかなと思いましたが、あんまり荷物を重くすると行き帰りのバスや電車の移動が大変なので、丹沢の鍋割山で鍋割山荘まで水を運ぶボランティアの歩荷をやることにしました。
鍋割山だけ往復しても面白くないので、ついでにまだ登ったことのない檜岳まで縦走することにします。
渋沢駅から大倉行きの始発のバスは、平日だというのに登山者で満員でギュウギュウでした。
大倉を出て二俣へ向かう林道に入り、林道を1時間ちょっと歩いて、登山道に入るところに歩荷用の水置き場があります。
今回は水をたくさん運ぶ為にデカいザックを背負ってきたので、詰められるだけ詰め込んでみました。
4リットルのペットボトルが5本入ったので、合計20リットル。
家でパッキングしたときにザックの重さを計ったら6キロだったので、全部で26キロです。
こんなに重いザックを背負うのは多分初めてですが、ここから山頂までの標高差630mを登るだけなので、気合いを入れて頑張ります。
1時間半ほどで山荘に到着。
この山荘の名物の鍋焼きうどんもいつか食べてみたいですが、現在は小屋主さんの高齢化により月・金曜日は営業してないそうで、この日は生憎の休業日です。
小屋の前のベンチで相模湾を眺めながら、家から持ってきたお湯でカップラーメンを作って食べました。
ここまでの重荷を背負っての登りはまぁまぁキツかったですが、体力的な部分よりも、ザックの荷重がかかっていた腰の後ろの部分が痛くて辛かったです。
鍋割山の山頂から檜岳方面に向かいます。
富士山の方は雲が多くて少ししか見えませんでした。
雨山峠までは結構急な下りが続きますが、意外と岩場が多く、長い鎖場が3箇所ぐらいありました。
この辺りの岩は花崗岩で、風化して表面がボロボロなので岩場の下りは少し怖いです。
雨山峠を過ぎて少し登ると、大分なだらかな感じになってきます。
雨山を通過して、目的地の檜岳が見えてきました。
檜岳の山頂はかなり平らで、どこが最高点なのかよく分かりません。
ちなみに読み方は「ひのきだっか」だそうです。
下りは檜岳南東尾根から下ります。
この道は一般登山道ではないみたいで、地形図には登山道の表示がありませんが、とても整備されていて歩きやすいです。
時折見える紅葉が綺麗でした。
下りの最後の方は分岐がたくさんあって、とりあえず下まで下りられましたが、どう見ても登山口ではないよくわからないところに出てきました。
そこから30分ぐらい歩いて寄(やどりき)バス停からバスに乗って帰りました。
鍋割山のボランティア歩荷は気軽に歩荷トレが出来て楽しかったです。
欲を言えばやっぱり標高差1000mぐらいは登りたいところですが、それをやるなら別のコースで自分で何か重りを用意してやるしかないですね。
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