小川山 烏帽子岩左稜線


2022年5月20日(金)
TK2との小川山2日目は、烏帽子岩左稜線へ。
僕はこのルートは4年前にまーしーと一度登ってますが、あのときはまーしーに連れてきてもらった感じでしたが、今回は自分が連れていく側です。
クライミング自体はさほど難しくないのは分かっていますが、何しろ長いルートなので、途中で何かアクシデントがあったらと思うとプレッシャーを感じます。



7時10分に駐車場を出発して、40分で取り付きに到着し、8時10分に登攀開始。
僕は一度登っているので、面白いところはなるべくTK2に登ってもらうことにして、3・4ピッチ目はTK2に登ってもらいました。



4ピッチ目が終わるとしばらく歩き。
前回はコンテで登ったところですが、ちょっと心配だったので全てスタカットで登りました。



三ノ楯の5.7のハンドクラック。
TK2は初めてのクラックだそうですが、このクラックの為にジャミンググローブまで用意してきてやる気マンマン。
かなり奮闘してましたが、しっかりフットジャムに立ち込んで、ノーテンで登りました。



そしてとうとうやってきました。
このルートの核心、最後の五ノ楯の5.8のチムニーです。

前回はここはまーしーにリードしてもらいましたが、今回は僕がリードしなければならないので、ちょっと緊張します。
ヘルメットをザックに仕舞って、ザックをハーネスのビレイループから下にぶら下げて登り始めましたが、背中に背負っていたよりもずっとザックが重く感じます。
クラックの奥の狭くなっている部分にキャメロットの3番をセットして、チムニーの登攀を開始。
チムニー登攀のセオリー通り、傾斜が緩くなっている側に背中をあててズリズリと登っていきます。
登っていったらクラックの外の左側にホールドがあったので、ホールドを取るためにがんばって体の向きを入れ替えて、ホールドを取ったら後はグイっと登ってトップアウト。

ビレイループから下にぶら下げていたザックがかなり邪魔で、途中で引っかかってちょっとピンチにもなりましたが、なんとか登れて良かったです。



そしてもちろんTK2にとっては初めてのワイドクラック。
初めてのワイドクラックとあっては、さすがに簡単には登れないだろうと思いましたが、意外とスムーズに登ってきて、なんとここもノーテンで登りました。



登り終わったのが15時10分だったので、登攀開始からちょうど7時間かかりました。
思ったより時間がかかってしまいましたが、最後のピッチも無事にレッドポイントできて、とても達成感があります。

先月に登った子持山獅子岩のボルトルートのマルチと違って、やっぱりNPで登るマルチはより登っている感があっていいなと思いました。


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