障子岩


2020年11月18日(水)
マッサンと障子岩に行ってきました。

障子岩は電車とバスで行けて、アプローチの歩きは30分ほどとかなり便利な岩場ですが、5.10台のルートがあまりない岩場なので、ちょっと敷居が高いイメージがあってなかなか行けずにいました。
しかし僕もだんだん5.11台のルートに普通にトライできるようになってきたので、5.11台が充実しているという障子岩に、初めて行ってみることにしました。

武蔵五日市駅から藤倉行きのバスに乗って30分ほどの、神戸岩入口のバス停で下車。
バスを降りたところから既に障子岩っぽいのが少し見えてます。



バス停から30分弱で障子岩に到着。
最初に見えてくる南東面は3階建て構造になっていて、かなり高さがあります。
この面だけは日当たりがすごく良くて、とても暖かそうでした。

左の方に回り込んでいくと、南面、南西面と岩がずっと続いていて、さらにその奥には襖岩という別の岩があり、思っていたよりもかなりスケールの大きな岩場でした。



まずは南面の「TNT」(5.10a)でアップ。
ホールドに導かれて登りやすいところを登っていったら行き詰ってしまい、若干危ういところでしたが何とかオンサイト。



次は南西面の「多摩自慢」(5.10b/c)。
ここはマッサンが先にトライしましたが、1回目のトライは2人とも途中で落ちてしまい一撃できず。
結構傾斜が強く、ホールドを探りながら登るのはなかなか難しいです。



そして次は人気ルートの「フィフティ・ストーム」(5.11a)にトライ。

南西面の一番高さのある部分の、逆くの字に入ったクラック沿いに登っていくルートで、この岩のクラシックルートだそうです。
100岩を見ながらルートの取り付きを探しましたが、トポには書いてある出だし部分のボルトがなく、調べてみたらトポ通りに出だしからクラック沿いに登るにはナッツを使う必要があるらしいです。
出だしでナッツを使わずボルト沿いに直上する「フィフティ・ストーム(ダイレクト)」でもグレードは変わらないようで、ほとんどの人はダイレクトを登るそうです。

せっかく綺麗なクラックが続いているので、できればクラック沿いに登りたいところですが、今回はカムやナッツを持ってきてなかったので、今日はダイレクトで登ることにしました。



2人とも2回ずつ「フィフティ・ストーム(ダイレクト)」にトライしましたが、なかなか難しくて2人ともレッドポイントできず。

傾斜が強くパワーが必要な部分もあり、小さなホールドでのバランシーなトラバースもあり、上部はかなり高度感もあって楽しいルートです。
かなり長いルートなので1回のトライに時間がかかり、昼頃からトライを始めて2回ずつやったらもう夕方になってしまったので、今日はこれで終了にしました。

初めての障子岩の感想としては、あまり人が来ない岩場のようで、全体的にホールドがコナコナしてました。
あとルートによってはボルトがちょっと不安なものがあるので、ボルトの状態をよく見て自己責任で登る感じです。

「フィフティ・ストーム」の他にも面白そうな5.11台のルートがたくさんあるので、もうちょっと通って5.11台のルートを登りこみたいです。

あと久しぶりに石灰岩を登りましたが、カチが少ないので指が痛くなることもなく、1日登った後も全然平気だったので、石灰岩なら今の指の状態でも問題なく登れそうです。
これからの季節は石灰岩の岩場に多めに行こうと思います。


【今日の成果】
TNT5.10aMOS
多摩自慢5.10b/cトップアウト(1テン)
フィフティ・ストーム5.11a敗退
フィフティ・ストーム5.11aトップアウト(4〜5テン)
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