二子山中央稜
2020年10月26日(月)
月稜会の大先輩の岳人さんと二子山中央稜を登ってきました。
5年前、僕がまだ山岳会に入る前に、保科さんのガイドでこのルートを登ったことがありますが、当時はまだクライミング初心者だったので、核心のピッチが難しくてヌンチャクを掴んで登った記憶があります。
いつかちゃんとリードで登ってみたいと思ってましたが、ちょうどこの度、全部僕にリードで登らせてくれるという最高のパートナーが見つかりました。
それが今回のパートナーの岳人さんです。
岳人さんは一年ぶりのクライミングということで不安そうでしたが、順調に1ピッチ目を登ってました。
今回はせっかくなので残置無視で登ろうと思ってカムをたくさん持ってきてましたが、2ピッチ目を下から見て、クラックを登るより左のフェイスの方が簡単そうだと思ってフェイスを登ってたら、なんだかちょっと面倒臭くなってボルトを使ってしまいました。
結局この2ピッチ目の後はオールNPで登れたので、面倒臭がらずにNPで登れば良かったなと思いました。
核心の3ピッチ目。
キャメロットの3番までしか持ってきてませんでしたが、ここは4番サイズだったのでちょっと苦労しました。
なんとかボルトを使わずに登れましたが、思っていたよりは難しく、5.8にしては怖く感じました。
前に来たときはこのピッチでヌンチャクを掴んで登ってしまったので、今回はフリーで登れてよかったです。
岳人さんがこのピッチを登れるか心配でしたが、僕の心配をよそに、岳人さんはこれまでに培ってきたクライミング力と持っているギアをフル活用し、意外とスムーズにこのピッチを登ってました。
無事に核心ピッチを登り終え、大テラスで一休み。
まだ上部の3ピッチが残ってますが、残りのピッチは難しくないので、ここまで来れば気分的には8割がた終わった感じがします。
大テラスは景色もよくて、紅葉も綺麗でいい気持ちです。
岳人さんの黄色いアウターが秋の景色にマッチして良い感じになってました。
ちなみに僕は岩壁の色に合わせて、グレーを基調としたコーディネート。
そして続く4ピッチ目。
5ピッチ目。
6ピッチ目と、上部の3ピッチは1ピッチあたり30分ほどで順調に登攀し、取り付きから4時間ほどで頂上に到着。
5年前に来たときは僕はオールフォローでしたが、今回は逆にオールリードで登れて、いつかやらなきゃいけないと思っていた宿題を、やっと片付けられたような気分です。
クライミングのグレード的には簡単なルートですが、自然なラインで山の頂上までずっとクライミングしながら登れるという点で、このルートは本当に素晴らしいと思います。
8:15 二子山駐車場
↓ 22分
8:37〜8:58 中央稜取り付き
↓1P目 27分
↓2P目 45分
↓3P目 1時間10分
大テラスで休憩 20分
↓4P目 29分
↓5P目 34分
↓6P目 30分
13:13〜13:50 終了点
↓ 30分
14:20 二子山駐車場
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