甲府幕岩


2020年9月4日(金)
今週もいとしゅーさんと甲府幕岩に行ってきました。

前回よりも天気が良くて陽射しが強く、日が当たらないところでアップをしようと思い、結局前回と同じ「ペンタゴン」と「アコナ」でアップ。
2本ともこないだ登ったばかりなのでスムーズに登れましたが、「アコナ」はやっぱりちょっと怖くて緊張するせいか力が入ってしまい、すごく疲れました。



「アコナ」のすぐ近くにあった「深海の幻想」(5.11a)をいとしゅーさんに薦められてトライしてみました。
核心は短そうなので、うまく突破できればオンサイトできるかもと思いましたが、オンサイトトライでは核心を突破できず。
ハングドッグして何度かムーブを試しましたが、やがて力尽きて敗退しました。

しばらく休んでからもう一度トライ。
2便目でも核心を抜けられずにでテンションをかけてしまいましたが、苦闘の末に簡単に登れるムーブを発見して、そのままトップアウト。

もう核心のムーブはバッチリだと満を持して挑んだ3回目のトライで、どういうわけか核心部で思っていたのと全然違う体勢になってしまい、足がすっぽ抜けてフォール。

もう一度核心の手順・足順をしっかり確認して、今度こそちゃんと覚えたと思って一旦降りて、少し休んでから4回目のトライ。
またしても核心で思っていたのとちょっと違う体勢になってしまい、危うく落ちそうになりましたが、結局最後は気合で一手出して、若干強引に登りましたが何とかレッドポイントできました。

核心部分は3Dな感じで、あまり馴染みのない感じのムーブで登ったので、ムーブが解明できたときはパズルが解けたような快感がありました。
なかなか楽しいルートです。



いとしゅーさんも前回来たときに宿題になっていたルートを順調にクリアし、休憩時間は静かな森の中で寝転がってまったり。
平日の甲府幕岩は人気がなくてとても静かで、こうやって寝転がって空を見ているだけで心地よく、日ごろの仕事で疲れた心が癒されるような感じがあります。

クライミングって、もちろん登ること自体楽しいのですが、何もしてない時間に、こうやって山奥の静かな場所でのんびりしてるだけでも十分に楽しくて、やっぱり外でのクライミングっていいなぁって思いました。

こんなことをしみじみと感じるのは、今の日常生活でちょっと疲れてるということなんでしょうかね。

この何か月かで、コロナとかなんだかで色々と身の回りの環境にも変化がありましたが、そういった変化に対応していくのもなかなか大変なところがあって、でもこんな風に自然の中で岩を登っていると、ふと悠久の時の流れを感じて、自分の回りで起きていることとかがとても些細なことのように感じるときがあります。



そして、次はいとしゅーさんが「50への扉」というルートにトライ。
トポにもグレードが「5.10」としか書いていない謎のルートです。
僕もやってみましたが、あまり登られていないようでチョーク跡が全くなく、ライン取りに悩みました。
一応トップアウトはできましたが、体感では5.10cぐらいかなという感じです。



今日のシメに5.10台前半のルートのオンサイトトライでもやろうと思い、「動物がイッパイ」(5.10b)と「木の実がイッパイ」(5.10c)を登りました。

2つともトポで星が1つも付いてないので今まで触ってませんでしたが、「動物がイッパイ」はボルト3つの短いルートながらも、テクニカルな感じで面白いルートです。

「木の実がイッパイ」はボルト2つのさらに短いルート。
ホールドが微妙に悪く、ちょっと怖いところはありましたが気合でオンサイト成功。

最後に、ひょんなことからすぐに再登することになった「動物がイッパイ」を登って、これで本日はアップも含めたら10本もトライしました。
甲府幕はルートがたくさんあるし移動が楽なので、たくさん本数登れて最高です。

あと今日は「深海の幻想」のトライで、久々に自分からテンションをかけるのではなくスリップしてフォールしました。
久しぶりにフォールしてみたら、なんだかちょっと気持ちよく感じて、ボルトのルートだったらたまにはガチ落ちするのもいいなと思いました。


【今日の成果】
ペンタゴン5.9再登
アコナ5.10a再登
深海の幻想5.11a敗退
深海の幻想5.11aトップアウト(テン山)
深海の幻想5.11a敗退
深海の幻想5.11aRP(4便)
50への扉5.10トップアウト(3テン)
動物がイッパイ5.10bMOS
木の実がイッパイ5.10cMOS
動物がイッパイ5.10b再登
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