水根沢
2020年8月11日(火)
まーしー、タマちゃん、SGWくんと水根沢に沢登りに行ってきました。
この日は東京で最高気温35度を超える猛暑日で、最高の沢登り日和。
僕は水量の多い沢に入るときはネオプレンのベストとパンツを着けて行きますが、さすがにこの日はそんなもの無くても、水の冷たさが気持ちいいだろうと思い、上半身はファイントラックのアクティブスキンとフラッドラッシュ、下半身は普通のスポーツ用タイツにハーフパンツだけで行きました。
しかし想像していた以上に水が冷たく、すぐに後悔することになるのでした。
むかし道休憩所の脇のところから沢に降りて入渓。
沢に一歩入ったところで、水温の低さに驚き、僕はできるだけ濡れないように注意して歩きましたが、元気なタマちゃんは濡れることを全く厭わず、しょっぱなからバンバン飛び込みます。
最初に出てくるちょっと難しい滝。
普通は左壁をへつっていきますが、まーしーは泳ぎが得意みたいで、まっすぐに釜を泳いで滝に取り付いてました。
次のチョックストーン滝も釜を泳いで取り付きます。
ひとつ前の滝もそうでしたが、以前に来たときの記憶よりも大分難しく、結構怖い思いをしながら登りました。
帰宅してから
前回の記録
と見比べてみたら、今回の方が水量が大分多かったようです。
この2つの滝の登攀で全身ずぶ濡れになり、深部体温が著しく低下した僕は、低体温症のステージTの症状のシバリング(全身の筋肉の震え、僕の場合は特にアゴ)が始まって止まらなくなりました。
その後もゴルジュが続き、深い釜を持った滝が次々と現れます。
やっぱりまーしーはまっすぐ釜を泳いで滝に取り付いてましたが…
僕はもうこれ以上濡れ続けたら危険な状態だったので、濡れないように右壁をへつりました。
しかしタマちゃんもSGWくんもへつらずに楽しそうに泳いで突破していました。
冬山とか行っても僕だけずっとガタガタ震えてたりするので、うすうす感づいてはいましたが、やっぱり僕は人と比べてかなり寒さに弱いようです。
今度から泳ぎのある沢に入るときは、一緒に行く人達がどんなに薄着でも、僕は一人でウェットスーツを着ようと固く心に誓いました。
この滝は全員へつりで突破。
ここは水流の少ない岩の右側を通るのが簡単ですが、ストロングスタイルのまーしーは敢えて流れの強い左側を突破してました。
ここは流れが強いので、まずジャンプして右側に渡り、さらに奥の壁の方へジャンプして飛び込み、泳いで壁に取り付いて登ります。
みんな楽しそうに飛び込んでいきますが、既に低体温症の症状が出ている僕にとっては命がけなので、なかなか飛び込めません。
また僕は平泳ぎができないので、飛び込んだ後は必死に犬かきで泳ぎますが、これが疲れるわりになかなか進みません。
今回の沢で、僕以外のみんなが普通に平泳ぎができることがちょっとショックだったので、スイミングスクールにでも通おうかと悩んでます。
トイ状4mの滝。
両側に足を突っ張って登りますが、突っ張りの体勢になるまでがなかなか難しいです。
ちょっと難しいので、ここで初めてロープを出して後続を確保。
トイ状4m滝を越えた後の連瀑帯は滝の直登が難しいので、横の壁を登ります。
ここもフリーソロだとちょっと怖いので、後続はロープで確保。
途中で捕獲したガマガエルを、僕の足の上に優しく置くまーしー。
ここの滝は天然のウォータースライダーになっていて、滑って遊ぶことができます。
もちろん僕は滑りませんでしたが、タマちゃんは滑って遊んでました。
その後は若干穏やかな感じの渓相になり、僕の深部体温も少しずつ回復してきました。
そしてクライマックスの半円の滝。
僕の前にタマちゃんが登りましたが、タマちゃんが一番上まで登ったのを見届けて、僕も登り始めようとしたところで、上からタマちゃんが流されてきて僕の目の前で滝つぼに沈んでました。
どうやら上まで登って水流に足を入れたところで、思いのほか水圧が強くて流されたようですが、この滝もウォータースライダー状になっているので、綺麗に滑り落ちてきて無事だったみたいです。
半円の滝を登ったところで遡行を終えて、左岸の踏み跡を辿って登山道に出て、30分ほど歩いて駐車場まで戻りました。
今回のルート
9:12 水根駐車場
↓ 3時間28分
12:40〜12:55 半円の滝の上の脱渓ポイント
↓ 35分
13:30 水根駐車場
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