金峰山
2020年7月18日(土)
去年の梅雨も雨ばっかりで全然山に行けなかった記憶がありますが、今年の梅雨はもっとひどいように感じます。
4月、5月は外出自粛で山に行けず、6月、7月は雨ばっかりで山に行けず、かれこれもう4か月も外でクライミングをしていません。
そんな今の時期でも、沢登りなら多少の雨でも行けるだろうということで、この日はマッサンと沢登りに行く予定でしたが、当日の朝に起きてから天気予報を確認すると、前日までの予報よりも降水量が大分多い予報になっていました。
車で行くつもりでレンタカーを借りてしまったので、とりあえず集合して作戦会議。
元々予定していた沢はアプローチが長く、行ってみてダメだったときのダメージが大きいので、本降りの雨の中でも登れるような易しい沢で手ごろなのがないかと転進先を探しましたが、せっかくレンタカーを借りたのに、わざわざ近場の簡単な沢に行くのも勿体ないということで、もう沢登り自体を諦めてハイキングに方向転換することに決定。
ちょうどいい機会だったので、僕がまだ登っていない金峰山に、大弛峠からの楽ちんなコースで登ることにしました。
そんなこんなで出発がだいぶ遅くなりましたが、恵林寺というところで行動食にちょうどいいだんごが売っているとマッサンが言うので、まず恵林寺に寄って参拝。
お目当てのだんご屋さんで、よもぎだんごともろこしだんごを3つずつ購入。
山頂でだんごを食べるのが楽しみです。
10時過ぎに大弛峠を出発。
少し歩くと朝日峠という峠があります。
僕にはただの石が積まれている広場にしか見えませんが、マッサン的には何やら思い入れのある場所のようで、「おそらく昔は、大弛峠ではなくこの峠が麓の集落の人たちが行き来するのに使われていたのではないかと思う。」と話していました。
この日は一日中雨が降る中のハイキングになる覚悟でいましたが、気が付いたら日の光が差し込んできていて、ふと空を見上げると嘘のような青空が見えました。
予想外の青空にテンションが上がります。
今の天気のまま山頂まで行けたらいいのになぁ…と思いますが、スマホで雨雲レーダーを見ると1時間後には確実に雨。
束の間の晴天を大事に味わいます。
山梨県側の方はガスってて何も見えませんが、長野県側の方は晴れていて、小川山のどこかの岩峰らしきものも見えました。
今シーズンはまだ一度も小川山に行けていないので、花崗岩のクラックが恋しいです。
スタートから1時間半ほどで、ようやく樹林帯を抜けて稜線に出ます。
12時に山頂に着きましたが、雨風が強くてかなり寒いので、少し下ったところにある金峰山小屋の中で休憩することにしました。
金峰山小屋の中。
奥秩父の山小屋というと、なんとなくもっと古びた質素な小屋をイメージしてましたが、イメージと違ってすごく綺麗な小屋でした。
お腹が空いたので、よもぎだんごともろこしだんごを一気食い。
もろこしだんごというのは初めて食べましたが、だんごの生地にトウモロコシが練りこまれているらしく、中に入っているつぶあんと絶妙にマッチして美味しいです。
小屋でしばらく休んでいたら雨が弱まったので、帰りにまた山頂に寄って記念撮影。
山頂にあるこの五丈石は御神体なので、登ってはいけません。
ほとんどの人がこの向きで五丈石の写真を撮るので、僕もこの向きで撮りましたが、マッサンが言うには本来の正面はこの向きではなく、この写真で言うところの左側面だそうです。
15時過ぎに大弛峠に到着。
そこからまた車で東京に帰りましたが、帰り道はすっかり晴れていて最高の青空が広がっていました。
金峰山の方も晴れていて、今山頂に居たら最高の景色だろうなぁと思いましたが、それはまた次に金峰山に登るときの楽しみにとっておくことにします。
今回のルート
10:13 大弛峠
↓ 1時間53分
12:06 金峰山
↓ 10分
12:16〜13:21 金峰山小屋
↓ 1時間56分
15:17 大弛峠
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