北川の岩場


2020年3月16日(月)
今回は初めての北川の岩場に、MATSUと一緒に行ってきました。

大きなハングのあるチャートの岩ということで、どんなものなのかワクワクしていましたが、岩場に着いてまず思ったことは、岩がデカい!ということ。
上部のせり出したハングもすごくて圧倒される感じがあります。
同じチャートの天王岩でクライミングを始めて上達してきた僕としては、天王岩と同じ岩質でよりスケールの大きなこの岩に出会えたことが、なんだかスーパーマリオでいったら1面をクリアして2面に来たような感じがして嬉しいです。

実際、天王岩では看板ルートの「ニルバーナ」を登ってからはそそられるルートがなくなってしまい、めっきり足が向かなくなってしまいました。
この北川の岩場は、看板ルートの「北落師門」(5.11d)をはじめとして、5.11d〜5.12cあたりのルートが充実しており、西吾野駅から車道を歩いて30分とアクセスも便利なので、次はこの岩場で登りこんで鍛えていきたいと思います。



岩場の雰囲気も天王岩によく似てますが、傾斜とスケールは大分違います。
看板ルートの「北落師門」はなんとボルト10本ものロングルート。



僕はまず5.10bの「天の川」でアップ。

北川の岩場は完全に日陰ということもあってこの日はかなり寒く、またちょうど北風の強い日だったので、寒風が吹きすさぶ中での過酷なクライミングとなりました。
岩はキンキンに冷えており、登り始めるとすぐに指の感覚が無くなります。
念のために持ってきていたカイロを使って、レストポイントで指を暖めながら登りましたが、核心で力尽きてテンションをかけてしまいました。
マスターでのオンサイトトライとはいえ、5.10bでテンションをかけてしまったのは無念ですが、やっぱ奥多摩グレードは辛いということにしておきます。



MATSUは体操でウォーミングアップをして「謙譲の美徳」(5.11a)にいきなりオンサイトトライ。

僕もMATSUの後に「謙譲の美徳」にトライしてみましたが、最初のトライは全然ダメで、テン山でなんとかトップアウト。
しばらく休んでからの2トライ目ではノーテンで核心を越えたものの、その後の部分でテンションをかけてしまいレッドポイントならず。
ボルト間隔が遠いので、核心を越えた後のクリップが怖くてなかなかできなくて登れず、怖がりな僕にとっては核心ムーブの後の部分の方が核心に感じます。



そしてMATSUが「北落師門」(5.11d)にオンサイトトライをした後で、僕も「北落師門」に触ってみました。
出だしの直後にちょっと難しいところがあり、まずそこで何度もテンションをかけながら登り、もうそれですっかり腕が終わってしまって、結局核心まで到達することもできずに敗退。

昼過ぎになっても全く気温が上がらず、北風は相変わらず強く、おまけに雪も降り始めてしまい、いよいよ寒さに耐えられなくなってきたので15時頃に撤収しました。

やっぱり僕にはまだ「北落師門」はちょっと早かった感じがしますが、すごくかっこいいラインなので、このルートが登れるように頑張っていきたいと思います。


【今日の成果】
天の川5.10bトップアウト(2テン)
謙譲の美徳5.11aトップアウト(テン山)
謙譲の美徳5.11aトップアウト(2テン)
北落師門5.11d敗退
Comment Box is loading comments...


山日記メニューへ