小川山


2019年5月27日(月)
1泊で小川山合宿に行ってきました。
1日目のメンバーはまーしーとまっさんと僕。

前回来たときに「カサブランカ」を登ったので、今回は「ジャックと豆の木」にトライします。



というわけでまずは妹岩へ。

僕が「カサブランカ」を登ったのが今月の8日でしたが、まっつんも同じ日に「カサブランカ」をレッドポイントし、まーしーはその翌日にオンサイトしました。

そしてその2人は先週にも小川山に来て「ジャックと豆の木」にトライし、まっつんはフラッシュ、まーしーは2便でレッドポイントしたそうです。

そんな話を聞いては、僕も登らないわけにはいかず、若干のプレッシャーを感じながらのトライとなりました。

しかし結果は惨敗。
核心ぽいところで怖くなってすぐにテンションをかけてしまい、その後も何度かテンションをかけて、多分4〜5回ぐらいテンションをかけてなんとかトップアウト。
登ってみて、ムーブが特に難しいというところはありませんでしたが、やっぱりボルトのルートほど思い切って突っ込めず、心の弱さが出た感じです。



妹岩は結構込み合っていたので、その後は親指岩に移動。
まっさんは今日は「小川山レイバック」に触りに来たということで、オンサイトトライの前に入念にオブザベーションしてました。



かなり長い時間オブザベーションして登り始めましたが、
3〜4歩上がったところで動けなくなって飛び降りてしまい、あっけなく終了。
この時点では、「やっぱりNPのリードの経験もほとんどないまっさんには、このルートはまだ早いかな。」と思っていました。



まーしーの今日の目標は「クレイジージャム」でしたが、他のパーティがトライしていたので、
まーしーも「小川山レイバック」を登ってました。

ついでに僕も1年ぶりぐらいに登ってみましたが、やっぱり下部はちょっと怖かったものの、「やっぱりここは怖いわー」とか言いながら登るぐらいの心の余裕はあって、少し上がってフットジャムがしっかり極まるようになってからは、かなり余裕で登れました。
初めて登ったときは本当にギリギリで登れた感じでしたが、この1年で僕も大分上達したようです。

そしてその後、まっさんが「小川山レイバック」に2度目のトライ。
1度目は登れなかった出だしの部分を突破してカムをセットし、クラックにフットジャムを極めました。
しかし出だしの部分でかなり力を使ってしまったようで、途中で諦めてテンションのコール。
せっかく出だしの部分を突破したのに、惜しいなと思いながら、僕はテンションをかけようとしましたが、そのとき、横で見ていたまーしーが叫びました。

「何のためにここまで来たんだ!」

その声を聞いたまっさんは「うおおぉぉーー!」と気合を振り絞って再び登り始めました。
しかしまたすぐに疲れて動きが止まり、諦めそうな感じが漂いましたが、まーしーの厳しくも熱い声援でまたもや息を吹き返し、なんとそのまま中間部のテラスに到着。

思いもよらない胸アツな展開に僕も驚き、ひょっとしたらこのまま完登するかもと思いましたが、リップまで手が届いて、もうあとほんの少しで完登というところでフォールしてしまいました。
惜しくも完登はなりませんでしたが、とてもドラマチックな良いトライでした。



そして次はいよいよまーしーの番ということで、まーしーの今日の目標ルート、「クレイジージャム」へのオンサイトトライです。

出だしの部分でフォールしてしまい、残念ながらオンサイトトライはすぐに終わってしまいましたが、その後も頑張って登ってました。



ちなみにまーしーは少ないカムでの縛りプレイで挑んでましたが、明らかにカムが足りず、途中からは2つのカムをずらしながら登ってました。
ちゃんと常に2つのカムをセットした状態で登っていたようですが、下から見るとめっちゃランナウトしているように見えます。

そんなこんなで、まーしーのトライが終わって降りてきたときにはもう18時近くになっていたので、この日はこれで終了。

まーしーだけ今日のうちに帰るので、まーしーを駅まで送ってから、僕とまっさんは焚き火をする為の薪を集めに行きました。



1月の旭岳東稜のときと、2月の城ヶ崎合宿のときにも焚き火をしましたが、いつもなかなか思うように火をキープできないので、今回は事前に焚き火のコツを調べてきました。

まずは着火材となる松ぼっくりや松の葉をたっぷりと用意して、その上に細い枝を並べます。
さらにその上に徐々に太い枝を逆V字に重ねながら並べていき、準備完了。
途中でいじると温度が上がらなくなってしまう為、最初にしっかり組んでおいてから火を点けるのが大事だそうです。



ライターで松の葉に火を点けると、あっという間に火が大きくなり、薪が燃え始めました。
事前に調べておいたとおりとはいえ、上手くいくと気持ちいいです。



その後は太い薪を放射状に追加し、薪が燃え尽きて火が弱くなってきたら、薪を押し込んで火の勢いをキープします。
このやり方で今回はずっと火を保ち続けることができたので、まっさんと2人で、業務用のウインナー1袋分を全て焼いて食べました。



ナナーズで食料はすぐ買えるし、24時間使えるコインシャワーもあるし、やっぱり小川山での合宿は最高に快適です。

そんな感じで今回の合宿1日目は終了。
2日目へと続きます。


【今日の成果】
ジャックと豆の木5.10cトップアウト(テン山)
小川山レイバック5.9再登
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