城ヶ崎 あかねの浜・しりいだし


2019年4月18日(木)
パイセンと城ヶ崎に行ってきました。
今回はあかねの浜の登れていないルートを片づけていこうと思い、
まずは「広目天(5.8)」にオンサイトトライ。

右にトラバースするところがやけに難しいなと思い、なかなか右に出られないで逡巡していましたが、
パイセンがヒントをくれて登れました。



そして次は、去年初めて触ったときに核心を抜けられなかった「持国天(5.10a)」にトライ。

この1年間で僕も大分登れるようになったし、意外にサクッと登れちゃうんじゃないかなと思っていましたが、
1年前と同じところで、同じ格好になって動けなくなってしまい、またしても登れず。
何度かテンションをかけてムーブを探ってみましたが、どうしても突破できず、諦めて降りました。

その後でパイセンも「持国天」にトライして、パイセンも核心で何度かテンションをかけてましたが、
最終的には核心を抜けてトップアウト。

その後でトップロープでもう一度トライさせてもらって、
パイセンが使ったスタンスを使ってみたら、核心を突破するムーブが分かって登れました。
核心を抜けるムーブは、自分にとっては結構意外な感じで、またひとつ目からウロコが落ちたような気がします。

この時点で潮が満ちてきて「持国天」の取り付きまで波が近づいてきていたので、
今日はこれ以上はトライできませんでしたが、次回こそ必ずレッドポイントしたいです。



あかねの浜は陽射しが強くてかなり暑く、1本登るたびに汗びっしょりになるほどだったので、
日陰のある「しりいだし」というエリアに移動することにしました。

あかねの浜では、波打ち際の石に波があたると湯気が出るぐらいの暑さでしたが、しりいだしは涼しくて快適そのもの。



このエリアには、「きょうりゅうクラック(5.9)」というワイドクラックがあるので、チャレンジしてみることにしました。

キャメロットの5番を2つ携えてリードでトライしてみましたが、
ワイドのセクションに入ってから全く登ることができず、悲しいほどに何も出来ないまま敗退。

選手交代してパイセンがトライしましたが、パイセンもワイド部分に入ってからほとんど動けずに敗退。

ビッグロックのワイドクラックは練習して登れるようになったのに、
なんでこのクラックは全く登れないんだろうと不思議に思いましたが、
よく見ればビッグロックの2階にあるオフウィズスと同じぐらいのサイズなので、
あれと同じような感じで登れば、きっと登れるに違いないと思い、再度トライすることにしました。

途中の一番広くなってる部分はキャメロットの5番でもかなり開き気味だったので、パイセンから6番も借りてトライ。
そしてワイドの部分に入ってから、ビッグロックの2階のオフウィズスを思い出し、
あれを登るときと同じような姿勢を作って身体を上げてみると、今度は少しずつ登ることができました。

しかし途中でカムが足りなくなってしまい、テンションをかけて下のカムを抜いたりしつつ、なんとか2〜3回のテンションでトップアウト。

テンション混じりのトップアウトではありましたが、1回目のトライでは為す術もなかったので、
ムーブが分かったときは、アハ体験とでも言うか、ブレイクスルー感があって嬉しかったです。

その後でトップロープでパイセンもトライして、パイセンも2度目はスムーズなワイドムーブで登ってました。



この「きょうりゅうクラック」は100岩にも「関東周辺の岩場」にも載っていないようですが、
城ヶ崎ではかなり貴重な、ワイドムーブが楽しめるクラックです。

これも次回はがんばってレッドポイントしたいです。



この日は潮が高かったのか、「きょうりゅうクラック」の取り付きの辺りまで波が来ていました。

結局この日はしりいだしの他のクラックには触りませんでしたが、
5.8〜5.9のおもしろそうなクラックがいくつかあったので、他のクラックも登りにまた来たいです。


【今日の成果】
広目天5.8FL
持国天5.10a敗退
持国天(2便目・TR)5.10aトップアウト
きょうりゅうクラック5.9敗退
きょうりゅうクラック(2便目)5.9トップアウト(テン山)
今回のルート
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