裏同心ルンゼ


2018年12月17日(月)
いとしゅーさん、マーシー、まっつんと1泊2日のアイス合宿に行ってきました。

みんな仕事が終わってから集合して車で八ヶ岳に向かい、深夜に八ヶ岳山荘に到着して、
八ヶ岳山荘の仮眠室で3時間ほど仮眠。
僕らの貸切だったので快適でした。



翌朝6時、まだ暗いうちに八ヶ岳山荘を出発。
昨夜降った雪がうっすら積もってます。



1時間ほど歩いて美濃戸まで来ました。
テント泊装備を担いで歩くのも久々なので、既に肩が痛い。
荷物を背負って歩くトレーニングも取り入れていかないといかんですね。



途中の赤岳鉱泉でテントを設営して、登攀の準備をして出発。
赤岳鉱泉を出て2本目の沢から沢筋に入っていきます。
天気が良くて大同心が綺麗に見えます。



裏同心ルンゼのF1に到着しました。
ちょうど先行パーティがF1を登っているところだったので、しばらく待ち。

ネットで2日前に登った人の写真を見て、良い状態であることは分かってましたが、
ちゃんと氷結していて一安心です。



午後から霧が出る予報になってしましたが、このときは天気が良くて、
後ろを振り返ると遠くに雲海が見えていい景色でした。



僕とマーシー、まっつんといとしゅーさんのペアでロープを結んで、
F1はマーシーにリードしてもらって登りました。

少し歩くと三段になっているF2が見えてきます。



F2の一段目をリードするいとしゅーさん。



一段目はマーシーにリードしてもらって、傾斜の緩い二段目は僕がリード。
僕にとっては初めてのアイスのリードで、スクリューを打ちながら登るのも初めてでしたが、
スクリューを刺すのも、刺した後にハンドルを回すのも、思っていたよりもかなり力の要る作業で、なかなか大変でした。



F3のところで、ちょっと待ち時間があったので、マーシーがアバラコフの作り方のお手本を見せてくれました。

僕も教わった通りにやってみましたが、先端が微妙にずれてしまい、うまく貫通しませんでした。



F3はマーシーがリード。
やや立っています。



F4。


F5の手前のナメと、その奥にF5が見えてきました。
手前のナメだけ僕がリード。



F5を登るまっつん。



最後の小滝を越えて、大同心の基部に着いたところで登攀終了。



その後は大同心の基部に沿って右上していき、大同心稜を下降。

岩場があるので念のためコンテで歩き、岩場が終わって傾斜が緩くなってきたところでロープを外して、
無事に明るいうちにテントまで戻ることができました。

今シーズン初のアイスで、しかも初めてのアイスのルートということで、
結構ドキドキでしたが、一年前にChimneyさんから教わったことを思い出しながら登り、
だんだん手足の動かし方も分かってきて、後半の方は大分安定して登れました。

ただアックスの打ち込みについては、マーシーやまっつんと比べると全然できなくて、
まだまだ練習が必要です。

また、山の中で4人用テントで4人で寝るのも初めてでしたが、
荷物の整理の仕方やスペースの作り方も色々と勉強になりました。

自分の荷物を頭側か足側にまとめて、その上に眠ることになりますが、
足の方を高くし過ぎて 眠っている間に膝が痛くなって何度も起きました。
横向きに体勢を変えるにも変な形にしかできず、
体の右側を下にして眠っては、右肩と右腰が痛くなって起きて、
左側を下にして眠っては、左肩と左腰が痛く起きて、
また仰向けに戻って眠って、膝が痛くなって起きて、
というのを3〜4巡したあたりで朝になって目が覚めました。
寝床の形の作り方で寝心地が決まると思うので、次回はもっとよく眠れるように寝床の形をしっかり作って眠りたいです。

2日目のジョウゴ沢編へ続く。


今回のルート


6:00 八ヶ岳山荘
↓ 4時間5分
11:05 裏同心ルンゼF1
↓ 4時間15分
15:20 終了点
↓ 1時間40分
17:00 赤岳鉱泉