雲取山


2018年11月17日(土)
歩きのトレーニングも兼ねて、クミちゃんと雲取山に登ってきました。
今回は奥多摩駅から石尾根を縦走して雲取山まで歩くロングコース。

会の中ではヘタレキャラで知られるクミちゃんがリーダーなので、スタートの時点では、
途中でクミちゃんが疲れてエスケープすることになるだろうなと思っていましたが、
クミちゃんが珍しく予想外の頑張りを見せてくれました。

スタートを早くする為に、二人共立川駅の近くの漫画喫茶で前泊して、
奥多摩行きの始発電車に乗って集合。

気温は6度。
まだ暗く静まり返った町の中を歩き、羽黒三田神社を通り抜けて、
六ツ石山の登山口を目指します。

今日のルートは、石尾根を登って雲取山まで行き、鴨沢へ降りる予定ですが、
日帰りで行くには、山と高原地図のコースタイムの70%ぐらいで歩き続けないといけないルートなので、
ペースを気にしながら行くようにクミちゃんに事前に説明していました。

そうしたら最初から急登をハイペースでガンガン登り、心拍数爆上げで汗だくになってしまい、
六ツ石山への登りの途中で急激なペースダウン。
荒い呼吸をしながらゆっくりと登るクミちゃんの後ろ姿を見て、
これは雲取山まで行くのは厳しいだろうなと思い始めました。



そして出発から2時間5分で六ツ石山に到着。

六ツ石山に着いて時計を見て、「あれ?」と思いました。
標準コースタイムでは駅からここまで3時間20分になっていますが、
今日のルートを日帰りするには、2時間20分ぐらいでここまで来たいと思っていたのです。
結構ゆっくり登ってきたつもりでしたが、僕が想定していたペースより速く、
このペースで歩き続けられれば行けるかも、という希望が湧いてきました。



六ツ石山から石尾根縦走路に戻り、次の目的地の鷹ノ巣山を目指します。
この辺りはほとんど平坦に近い感じで、クミちゃんも元気を取り戻して、ところどころ走りながら行きます。



出発から3時間20分で鷹ノ巣山に到着。



今日は曇りの予報でしたが、最高の天気で素晴らしい眺めです。



七ツ石山に到着。
鷹ノ巣山から七ツ石山の間には3つのピークがあります。
全てのピークを巻かずに歩きましたが、地形図をちゃんと見ていなかったので、
ここを登ったら七ツ石山かな?と思って頑張って登ったら違ってガックリというのが2回ぐらいありました。



ここまで来たらもう少しで雲取山です。
時刻はまだ11時で時間は十分にあり、クミちゃんもやる気十分なので、当初の予定通り雲取山へ進みます。



小雲取山を越えて、雲取山の山頂はもう目の前です。



そして出発からジャスト6時間で山頂に到着。
山と高原地図のコースタイムだと、奥多摩駅から雲取山までは10時間ちょっとになっていたので、
コースタイムの60%ぐらいのペースでここまで来れたことになります。



山頂からの景色をひとしきり楽しんだ後は、鴨沢へ向けて下山開始。
写真を撮りそびれましたが、奥秩父主脈の方もすごく良い景色でした。
延々と続く山並みを見ていると、久しぶりに一人でテントを担いで歩いてみようかなという気分になります。



奥多摩小屋のテント場にて。
流行っているのか、ファイントラックのカミナドームが多かったです。
奥多摩小屋は来年の3月31日で閉鎖するそうですが、ここのテント場が使えなくなってしまうのは寂しいです。



石尾根を七ツ石山まで登っている間はほとんど人に会いませんでしたが、
雲取山から鴨沢までの間のルートはやっぱり人が多く、道の譲り合いが結構面倒でした。

石尾根は土曜日なのに人がほとんど居なくて、眺望もいいし道も歩きやすいし、
バスを使わないで行けるというのは最高ですね。
かなりなだらかなのでダラダラ長い感じはありますが、トレランとかするにはすごくいいコースだなと思いました。



14時54分に鴨沢バス停に到着。
総歩行距離33km、累積登り標高2670mのハードコースでしたが、
まさかクミちゃんと一緒にこんなに速く歩ききれるとは思っていなかったので、
ちょっとだけクミちゃんのことを見直しました。

バスの時間まで1時間以上あったので、
バス停近くの「山かゑる」という山小屋風カフェでアイスクリームとカップラーメンを食べました。

猫がたくさん居ていいお店です。
前職はくろがね小屋の小屋番だったという気さくな主人が絶え間なく喋っていて楽しかったです。


今回のルート


6:05 奥多摩駅
↓ 2時間5分
8:10〜8:20 六ツ石山
↓ 1時間6分
9:26〜9:32 鷹ノ巣山
↓ 1時間21分
10:53〜11:04 七ツ石山
↓ 1時間2分
12:06〜12:20 雲取山
↓ 2時間34分
14:54 鴨沢バス停