城山
2018年10月19日(金)
マーシーと城山南壁のバトルランナーを登りに行きました。
天気予報が結構微妙だったので心配でしたが、朝起きてテントから出てみたらすごくいい天気でした。
ところが、登山口に着いたあたりから雨が降り始め、南壁に到着したときも小雨が降っていました。
まだ岩はそんなに濡れていない感じだったので、雨が酷くならないうちに登ることにして、
1ピッチ目は切り込み隊長のマーシーがリードでスタート。
1ピッチ目は5.8の「とんとん拍子」というルートですが、思っていたよりも難しく、
立ち上がるのになかなか勇気が要る感じでした。
そして核心ピッチの2ピッチ目は僕がリード。
上の方に見えている大きなハングが核心です。
核心の前でしっかり休みながらオブザベーションして、いよいよ核心のハングに突入。
ハングの上の部分に手を出すところまでは行きましたが、上の部分のホールドが下から見ても分かりにくく、
手探りでホールドを探しているうちに疲れてきたので、
一旦クライムダウンしてレストし、2回目の突入でハングを突破しました。
2ピッチ目の終了点から下を見たところ。
上から見てもよく分かりませんが、このハングの部分をオンサイトで登れたのはとても嬉しいです。
3ピッチ目はマーシーがリード。
そして4ピッチ目は僕がリードで、全ピッチでリードクライマーはオンサイトできたので、
見事チームオンサイト成功です。
こんなにすっきりした大きな岩壁で、真っ直ぐ上に4ピッチも登るのは初めてで、とても良い気分でした。
出だしは雨が降っていて心配でしたが、2ピッチ目から雨も止んで、登っている間にすっかり晴れてきました。
終了点からは懸垂2回で下まで降ります。
1回目の懸垂で鎌形ハングの上の支点まで降りて、
そこから50メートルぴったりぐらいで降りられました。
少し休憩して、次は西南カンテを登ります。
取り付きはバトルランナーとほとんど同じですが、左上の方に登って斜上バンドに上がります。
2ピッチ目はブッシュ帯の歩き。
3ピッチ目。
ここからが西南カンテの始まりです。
4ピッチ目の写真が無くて、これが5ピッチ目のトラバース部分。
3年前、まだクライミングを本格的に始めていないときに、
岩登りの講習会でこのルートを登ったことがあります。
あのときはこのトラバースのところが怖くて、登りも難しくてA0で登ったような記憶がありましたが、
改めて登ってみたら、3年前に苦労した箇所がどこなのか全然分からないぐらいあっさり登れました。
あのときの自分と比べたらすごく上達しているようです。
そして6ピッチ目。
ここがルート全体の核心部分で、ピッチグレードは5.7。
前に来たときは時間切れでこのピッチは登れませんでした。
ここは僕がリードで登りましたが、ここまでの部分と比べると残置支点が乏しく、
カムを持ってきてはいたのですが、カムをザックに入れたままにしてしまっていたので、
このピッチだけはカムを使えばよかったと思いました。
まぁ登り自体は難しくはないので、無事に登って登攀終了。
そのまま歩いて山頂まで行き、帰りはハイキングコースを歩いて下山。
ずっと登りたいと思っていたバトルランナーを登れて、すごく良かったです。
今度来るときまでにはもうちょっと上達して、次はエキスカーションを登りたいです。
今回のルート
9:10頃 バトルランナー取り付き
↓ 4ピッチ 2時間20分
11:30頃 終了点
↓ 35分
12:05頃 下降終了
12:30頃 西南カンテ取り付き
↓ 6ピッチ 2時間30分
15:00〜15:30 終了点
↓ 10分
15:40〜15:45 城山山頂
↓ 29分
16:14 城山登山口