瑞牆山 カンマンボロン


2018年6月5日(火)
石田塾のパイセンと瑞牆山に行ってきました。

今回はパイセンの知り合いの方が車を出してくれるということになり、
その方に連れられて瑞牆山のカンマンボロンというエリアに行きました。

前日になってカンマンボロンに連れて行かれることを知り、初めての岩場だからワクワクしてトポを見てみたら、
ほとんどのルートが5.12以上の上級者向けのエリアのようで、自分が登れるルートがあるのか不安でいっぱいでした。



みずがき山自然公園の駐車場から40分ほど歩いて、カンマンボロンに到着。
とても大きくて、高さのある岩です。



カンマンボロンは3つのエリアに分かれているそうで、今回来たのは風のエリア。
5.10台のルートは5.10cが2つだけあるので、「Celebrating Spring」という5.10cのクラックを登ることにしました。

といっても僕はまだ5.10台のクラックは1本も完登できていないので、
最初からトップロープを張ってもらって、まずトップロープで登って練習。



「Celebrating Spring」を横から見たところ。
こうして見ると垂直でかなり難しそうに見えます。



終了点から振り返ったところの景色。左奥の方に甲斐駒が見えます。

トップロープで3回登って、特に核心のシーケンスは完璧にこなせるようになるまで繰り返し練習しました。
核心に突入する前のレスト体勢も確認して、プロテクションセットが難しそうなところはちゃんと取り方を決めて、
時間的に4回目のトライが最後になりそうな感じだったので、最後にリードでトライ。

やっぱりリードでクラックを登るのはかなり怖く、下部の簡単なところでも脚が震えるほどでしたが、
レストポイントでナッツを極めたところからは恐怖心も消えて、
そこからは練習どおりにムーブをこなせて、見事にレッドポイント成功。



続いてパイセンもリードでトライ。
順調に登ってましたが、最後の最後で力尽きてしまい、終了点を掴んでしまって、惜しくもレッドポイントならず。

パイセンの登りを見て驚きましたが、僕はプロテクションを6つしか取らないで登ったのに、
パイセンがセットしたプロテクションの数はなんと11個で、僕の2倍近い数でした。

中間部までにあれだけのカムをセットしていれば、
万が一フォールしてカムが抜けてもグラウンドフォールはしないでしょうが、
僕がセットした間隔だと、3〜4個めまでのところでフォールして抜けたらグラウンドの可能性があります。

カムをセットする間は片手で耐えなければならず、消耗も激しくなるので、
この辺りは考え方の違いも出てくるかと思いますが、僕の場合ははかなり怖い思いをしながら登ったので、
下部ではもっと多めにセットすればよかったと思いました。



そんなわけで今日のクライミングは終了。
オンサイト権を放棄して最初からトップロープで登るというのは、出来る限りやりたくはないと思っていますが、
限界グレードあたりのクラックの場合は、いきなりリードだとかなり怖いので、トップロープでの練習もアリだなと思いました。
5.10cのクラックなんて登れるとは思ってなかったので、1日で登れてとても嬉しいです。


【今日の成果】
Celebrating Spring(TR)5.10cトップアウト(1テン)
Celebrating Spring(TR・2便目)5.10cトップアウト(1テン)
Celebrating Spring(TR・3便目)5.10cトップアウト(1テン)
Celebrating Spring(4便目)5.10cRP
今回のルート