深入沢
2017年6月12日(月)
会山行で深入沢を遡行してきました。
大月の深城ダムの近くにある沢です。
深城ダムの駐車場に前泊して、翌朝に深城ダムから出発。
ダムの近くの橋の脇から、急斜面を降りて入渓します。
会の山行に参加するのは今回が2度目ですが、今のところ山岳会に入って一番驚いたのは、
前泊のときにテントの中で宴会をして結構遅くまでお酒を飲むということです。
一人で山に行っていたときは、山に登る前の日はできるだけ眠るようにしていましたが、
会山行のときは前日に結構遅くまで飲むので、みんな寝不足の状態で山を登ることになります。
沢に入って少し歩くと、最初の6mの滝が見えてきます。
この滝は見るからにツルツルで登れそうにないので、
「沢登りルート120」の遡行図に書いてある通りに、左の枝沢から上がります。
左の枝沢から上がったところから、少し下りて滝の上のところに出ます。
ここで少し下りるところが、浮石だらけでちょっと危ないところです。
遡行図では懸垂で降りると書いてあります。
先行パーティはロープを出さずに通過していきましたが、僕らのパーティは、
新人の僕がいることもあって、念のためロープをセットしてゴボウで降りました。
僕は無事に通過できましたが、僕の後に通ったW田さん(1つ前の写真の赤いシャツの人)が通るときに、
大きめの石が落ちてW田さんも軽く落ちました。
1つ前の写真でW田さんの足元にある石が、上の写真ではなくなっています。
ロープを掴んでいたので怪我はせずに済んで、ホッと一安心というところでした。
10mの滝。
結構高さがあるので、ここはロープを出して登りました。
この滝を過ぎれば、後は危ないところはなく、ほとんど全ての滝をガシガシ直登できます。
綺麗なナメもあります。
こんな感じの小滝がいくつも続きます。
たまにはこんな感じの滝も出てきますが、難しい滝はなく、どの滝も気持ちよく登れます。
自分が沢での読図に慣れていないこともありますが、
滝が多すぎて、遡行図を見ても現在地がどの辺りなのか全然分かりませんでした。
今回は高度計を持っていきませんでしたが、沢登りのときは高度計が必須だなと感じました。
二俣の手前の12m滝。
870m地点の二俣に到着して、ここでしばらく休憩。
二俣からは右俣の方へ進みます。
この辺りまで来ると水量がかなり少なくなってきます。
1000mを過ぎてしばらくした辺りで、右の大岩が見えてくるところから、
沢を離れて右の涸れ沢に入ります。
涸れ沢を少し進んだ辺りから、適当に右側の斜面を登り、尾根を目指します。
この斜面の登りが、ズルズル滑る急斜面でなかなか大変でした。
尾根筋の道に出て少し登ると登山道に入り、そこから15分ぐらいで奈良倉山の山頂に到着。
奈良倉山の山頂は、秀麗富嶽十二景のひとつだそうで、
富士山が見える展望所がありましたが、この日は曇り空で富士山は見えませんでした。
奈良倉山の山頂標識。
左下の方にQRコードがあり、スマホで読み込むとご褒美画像が見れます。
下りは、登ってきたときの尾根道を下りましたが、なかなかの急斜面に道がつけられていて、
ズルズル滑って大変でした。
下り始めてから1時間半ぐらいで無事に橋のところまで下りてきました。
沢の中を遡行しているときよりも、最初に沢に下りるところや下山の方が道が悪くて大変だったような気がします。
深城ダムに帰ってきたところで、ダムの管理事務所に行けばダムカードがもらえるというので、
みんなでダムカードをもらいに管理事務所に行きました。
ダムカードをもらって、管理人のおっさんがダムについて軽く説明をしてくれたのですが、
だんだんおっさんがノリノリになってきて、「良かったら中を見学していきませんか?」と言われたので、
せっかくなので中を見学していくことになりました。
写真の場所は地下2階ですが、地下60mだそうです。
そしてこちらは地下1階。
僕らが下りるときはエレベーターで降りましたが、地下1階からは上まで一直線に続く階段が見えます。
降ってくる途中で転んだらそのまま死んでしまいそうな感じです。
そんなこんなで、ダムの見学を終えてから「小菅の湯」で温泉に入ってから帰りました。
今回が今シーズンの沢初めでしたが、やっぱり沢は楽しいですね。
月稜会のメンバーには沢ばっかり行っているような人もいるみたいなので、
先輩に教わりながら、もっと違う地域の沢にも行ってみたいです。
今回のルート
8:40 深城ダム
↓
10:30〜10:45 二俣
↓
12:55〜13:10 奈良倉山
↓
14:45 深城ダム