越沢バットレス


2015年10月4日

奥多摩の越沢バットレスに行ってきました。
ちなみに「こしざわ」ではなく「こいざわ」と読むようです。

今年の夏は雨が多く、8月、9月に予定していた山行がことごとく雨で中止になってしまったので、
山に来るのも2ヶ月ぶりです。

今回はオリソンテ登山学校の岩登り教室に初参加。



越沢バットレスは、アルパインクライミングの練習場所としてよく使われているそうで、
右ルート、第一スラブ、第二スラブ、左ルートという4つのルートが代表的なルートだそうです。

どのルートもなかなか難しいそうですが、僕らの組は比較的易しいと言われている右ルートで練習をすることになりました。
午前中は右ルートの1ピッチ目のところで、フィックスロープをユマールを使って登ったり、
難しめのルートをトップロープで登ってみたり、リードアンドフォローの手順で1ピッチ目だけ登って懸垂下降で降りたりしました。



僕らの組がお昼休憩のときに、ちょうど他のパーティが第一スラブと第二スラブを登っていました。



右側が第一スラブ、左側が第二スラブです。



午後は3人1組で右ルートを最後まで登ります。
1ピッチ目は午前中に何度も登っていたので楽勝でしたが、2ピッチ目は結構厳しかったです。



1ピッチ目、2ピッチ目共に、終了点はかなり広いテラスになっています。



そしてついに最後の3ピッチ目。
途中まではスイスイ登れますが…



ゴール手前のツルツルのスラブが激ムズ。
とりあえずノーテンで登れはしましたが、ここをリードで登るのは結構厳しいです。

実際に目の当たりにすると凄いのですが、写真だとプレッシャーが伝わってこないのが残念です。

ジムでの登りに慣れていると、スラブでスタンスを探すのが難しいですが、
全体をよく見ると細かいスタンスが見つかります。
僕が通っているジムには垂直のフェイスとうすかぶりのハングしかないのですが、
スラブはまた足の使い方が大分違う感じがして、
ちゃんとスラブの練習もしないとダメだなと思いました。




登り終えた後は、50メートルの懸垂下降で一気に下まで降ります。
初めての空中懸垂でしたが、遊園地のアトラクションのようで楽しかったです。

これまでに経験してきた岩場よりも高度感がかなりあったので、
2ピッチ目以降は結構脚が震えました。

本チャンデビューの前にもう少しこういう場所で練習をしておきたいです。



オリソンテ登山学校のこの日の記録に、僕が最後のスラブを登っているところの写真が載せられていました。
無断転載ですが、自分の写真だから多分許してもらえると思います。


今回のルート

8:45 鳩ノ巣駅

9:15〜16:00 越沢バットレス

16:35 鳩ノ巣駅