谷川岳(冬山教室最終回)

とうとう冬山教室も今回で最終回です。
12月の机上講習会から始まり、1月は三ノ塔、2月は富士山と訓練を重ねてきましたが、
最終回となる今回は、雪洞で1泊して谷川岳のトマの耳を目指します。
金曜の夜、仕事が終わってから土合駅に向かい、午前2時過ぎに土合駅に到着。
駅の中に入ったら、床一面に所狭しとマットが敷かれていて、大勢の人が眠っていたので、
僕もマットを敷いて、その中に混ざって眠りました。

朝の7時に土合駅を出発。
天気予報では曇りの予報でしたが、最高の登山日和です。

ロープウェイを使って、天神平からスタート。

まずは天神平から稜線まで登ります。
冬山は夏山と違って、明確な登山道がないので、班ごとに適当に歩きます。

30分ほど登って、稜線に出ました。
ここからの眺めもすごく良いです。

それから谷川岳の山頂方面に10分ほど歩き、雪洞を作る場所に到着。
時刻はまだ午前9時40分ですが、今日の登りはここまでで終了です。

そしていよいよ1日目のメインイベント、雪洞作り。

まずは縦に1メートルちょっと掘ります。

次に50センチ四方ぐらいの穴を横に掘っていきます。

2メートルちょっと掘り進んだら、そこからまた横に掘って、中の空間を広げていきます。
狭いので作業しづらいですが、入り口が狭い方が暖かいそうです。

人数分の横になるスペースが出来たら、天井と床を削って仕上げます。

最後に壁をくりぬいて棚を何箇所か作り、銀マットを1面に敷いて完成。
掘り始めから5時間ほどかかりました。

夜は鍋を食べながらの宴会で、20時ぐらいに就寝。
初めての雪洞泊なので、寒さがどれぐらいのものなのか心配でした。
外がマイナス何度でも、雪洞の中の気温は0度以下にはならないと聞いていたので、
シュラフはいつも使っているモンベルの3番を使い、
冬用の厚手ダウンジャケットを着て、ダウンパンツとテントシューズを履いて、
底冷え対策にマットはZライトとイナーシャXライトの半身用の2枚重ねで寝たら、
ちょっと暑いぐらいで、朝までぐっすり眠れました。
寝るときの並び順が重要みたいで、壁際に居た人は結構寒かったそうです。

2日目の朝は6時に出発。
ガスってて何も見えない上に風が強いです。

視界が悪いので、下りのときに迷わないように、目印の竹竿を刺しながら登ります。

山頂のちょっと手前の道標。
エビの尻尾がすごいことになっています。

出発から2時間ほど歩いていましたが、ここまでずっとホワイトアウトだったので、
山頂に着いてもどうせ真っ白で何も見えないんだろうなと思っていましたが、
突然ガスが晴れてきました。

山頂到着と同時に、すっかりガスが晴れ、みんな大喜び。

谷川岳は双耳峰なので、山頂が2つありますが、今回僕らが行くのはトマの耳まで。
もう1つの山頂のオキの耳は今回は見るだけです。
オキの耳にも何人か登っている人が居ました。

山頂での僕。
僕は漫画の「孤高の人」と「岳」を読んで山登りを始めましたが、漫画に出てくるような、
厳しい雪山にいつか登ってみたいと、ずっと憧れを抱いていました。
今回、講習会という形ではありますが、目標としていた世界にようやく1歩踏み込めたような気がして、
とても感慨深いものがあります。

下り始めるとまた雲が出てきましたが、
登りのときほど霧が酷くはなく、そこそこ見通しが利きます。

途中にすごく深い大きな穴がありました。
雪の中に埋まっている避難小屋に行く為の穴だそうです。
覗いてみましたが暗くて何も見えませんでした。

雪洞の場所まで戻ってきました。
雪洞にデポしておいた荷物を回収して、風よけのブロックだけ崩してそのまま下山。

11時20分にゴールの天神平に到着。
天神平から山頂を見ると、すっかり晴れていました。
これで、長い間楽しみにしていた冬山教室もとうとう終わりです。
すごく楽しかったけど、やっぱり1人で厳冬期に山に行くのは絶対に無理だなぁって思いました。
|
今回のルート
|
1日目
8:25 天神平
↓
9:40 雪洞ポイント
10:00~15:20 雪洞作り
2日目
6:00 雪洞
↓
8:20~8:35 トマの耳
↓
9:40~10:45 雪洞
↓
11:20 天神平
|
|
|