檜洞丸


2014年3月19日

丹沢には何度も行っていますが、
これまで登った山はほとんど東丹沢の山だったので、
今回は初めての西丹沢に行ってみることにしました。

交通の便が良く人気の高い東丹沢とは対照的に、
人が少なく静かなイメージのある西丹沢。
そんな西丹沢の盟主、檜洞丸を目指します。

今回は久しぶりに単独ですが、
単独で行くのは去年の4月以来です。
ちなみに今回もTを誘ってみましたが、前回の傷がまだ癒えないようでした。



小田急線の新松田駅からバスに乗って、
8:30に終点の西丹沢自然教室に到着。

バスを降りて林道を5分ほど歩くと、登山道の入り口があります。



今回はツツジ新道というコースで登ります。
ツツジがたくさん咲くからツツジ新道というらしいですが、
さすがにまだツツジは咲いておらず、よく分からない黄色い花がたくさん咲いていました。



1時間ほど歩いたところでゴーラ沢出合に到着。
出合というのは、沢と沢が合流してY字形になっている箇所のことです。

ここは渡渉が必要なポイントになっており、
写真の部分を渡ります。
水が少ないときは石の上を歩いて渡れるそうですが、
ちょうどよく出ている石が無かったので、
なるべく浅い部分を探して登山靴のまま渡渉しました。



去年まで使っていたホーキンスのトレッキングシューズが壊れたので、
今年からは新しく買ったモンベルの登山靴を履いています。
ツオロミーブーツという商品ですが、ゴアテックスの防水でハイカットなので、
足首ぐらいまでは水に浸かっても全然平気です。



ゴーラ沢出合を過ぎると、いよいよ本格的な登りが始まります。
雪も意外にたくさん残っていて歩きづらいです。



予想以上の残雪。
このところ暖かい日が続いていたので、
あまり雪は残っていないかと思っていました。



11時40分に檜洞丸の山頂に到着。



檜洞丸の山頂から、犬越路方面へ下ります。
晴れていれば景色がいいはずだったのですが、霧が濃くて何も見えないのが少し残念です。



霧が本当に残念ですが、
気持ちのいい稜線です。



檜洞丸から犬越路までの間には大笄(おおこうげ)・小笄(ここうげ)というピークがあり、
大笄を過ぎてから急な下りが多くなります。
ここまではアイゼンを装着しないで歩いていましたが、
写真の部分で危険を感じてアイゼンを装着しました。
写真だと分かりにくいですが、かなり急な下りになっています。



けっこう急な鎖場や鉄ハシゴもあります。



クマザサが登山道まで茂っているところもあり、
藪の中をバリバリ進みます。
上の写真は真ん中が登山道になっています。



結構ハードなポイントの連続でしたが、
檜洞丸から2時間ほど歩いたところで、犬越路の避難小屋が見えてきました。



やっとの思いで犬越路に到着。
まだお昼ご飯を食べていなかったので、避難小屋の中でお昼を食べることにします。



ちなみに避難小屋の中はこんな感じ。
結構きれいなので、人が少なそうなときに避難小屋泊とかしてみるのも良さそうです。



犬越路からの下り始めは、雪が多すぎて正しいルートが全く見えません。
適当にズボズボ歩きましたが、太腿ぐらいまでの踏み抜きが何度かありました。



沢の水がすごくきれいで、緑がかっていました。

下り始めてから1時間ちょいで用木沢出合に着き、
そこから林道を歩いてスタート地点のバス停まで行ったら、
ちょうど16:25発のバスが来ていたので、そのバスに飛び乗って帰れました。

檜洞丸から犬越路までの稜線は大変でしたが、
渡渉あり、藪漕ぎあり、ラッセルありで、終わってみれば最高に楽しかったです。
次は犬越路から大室山方面に行ってみたいです。


今回のルート

8:36 西丹沢自然教室バス停

9:21 ゴーラ沢出合

11:40〜12:00 檜洞丸

14:23〜14:50 犬越路

16:05 用木沢出合

16:24 西丹沢自然教室バス停