両神山
2013年4月28日
HEIJIさんとの岩登りトレーニングで、大分自信もついてきたので、
ちょっとぐらい上級者向けのルートに行っても大丈夫だろうと思い、
いつか行ってみたいと思っていたルートに挑戦してみることにしました。
それは、両神山の八丁尾根です。
岩稜ルートで鎖場の連続らしく、山と高原地図では危険のマークがついています。
八丁尾根を通るには、スタートかゴールを坂本というバス停にしなければなりませんが、
西武秩父からバスを乗り継いで行かねばならず、かなり交通の便が悪い所です。
ですが始発の電車で行けば、なんとか登山口に8時頃に着けるようなので、
朝4時に起きて行ってきました。
まずは坂本から八丁峠を目指して、沢沿いの道を歩いていきます。
道が不明瞭な箇所が多いですが、赤テープがたくさん巻いてあるので、
赤テープを頼りに歩きます。
ちなみに上の写真には5つの赤テープが写っています。
沢筋にはなんと雪渓が。
このぐらいの高さの山でも雪渓ってできるんですね〜。
スタートしてから2時間ほど登ったところで、ようやく峠に出ました。
登山口からここまで一気に約1000メートルの登りで、結構きつかったです。
いよいよ八丁尾根へ向かいます。
八丁尾根が始まるところには注意書きがありました。
注意書きには黄色の文字で「初心者向きではありません」の文字。
脱初心者を目指してがんばります。
八丁尾根に入ってからは、噂どおり鎖場だらけです。
2つ目の鎖場。
先に見えている道が結構すごい。
とても登山道の一部とは思えません。
行蔵峠に到着。
これから写真左側の西岳に登り、そこから大きく下って、東岳を目指します。
結構急なところもありますが、とっかかりが多いので、
三点支持の基本を守れば、鎖は使わなくても全然いけます。
でも下りのときは鎖があった方が安心ですね。
僕が下ってきたところを、すれ違った人が登って行きます。
少し離れたところから見ると、よくあんなところ下ってきたなぁという感じがします。
ナイフリッジになっている箇所がありました。
鎖はナイフリッジの横の斜面に付いていましたが、
初めてのナイフリッジなので、せっかくだから頂点を跨ぐように行きました。
ここから東岳への登り返し。鎖場が連続します。
ちなみに八丁尾根の鎖場は全部で32ヶ所あるそうです。
西岳〜東岳は、地図上ではほとんど距離はないのですが、
鎖場だらけなので1時間もかかりました。
東岳に到着。
ここからの眺望が一番良いです。
西の方を見ると八ヶ岳まで見えてます。
今年は八ヶ岳にも行こうと思っていますが、まだ雪が積もっていますね。
東岳から両神山の山頂へは、緩やかな登山道が続きますが、
山頂直下の部分だけ鎖場になっています。
ここを越えればようやく山頂です。
ようやく両神山の山頂に到着。
山頂は狭くて、人がたくさん居たので写真だけ撮って通過しました。
山頂からは日向大谷のバス停への登山道を下りますが、
このルートをピストンする人が多いみたいで、下りは人だらけでした。
鎖場があると通過待ちの行列ができるほどです。
下りのルートは鎖場はほとんどなく、八丁尾根のような危険な鎖場はありませんが、
日曜日ということもあって、とにかく人が多くて、鎖場よりもずっと歩きづらかったです。
前も後ろも人が多くて、速い人が来たら先に行かせたり、
遅い人に追いついたら抜かせてもらったり、色々と面倒で気分が萎えます。
やっぱり平日の静かな山が、僕は好きです。
16時15分に日向大谷のバス停に着きましたが、バス停には30人ほどの行列ができていました。
到着したバスにはもちろん座れず。
そしてまたバスを乗り継いで西武秩父まで行って、結局帰宅したのは21時過ぎ。
今回は何とか日帰りできたけど、移動に時間がかかりすぎて疲れました。
両神山から少し下ったところにある清滝小屋でテント泊をしている人も何人か居たので、
次に来るときはテント泊をしに来てもいいなと思いました。
今回のルート
8:20 坂本バス停
↓
10:40〜11:00 八丁峠
↓
11:50 行蔵峠
↓
12:00 西岳
↓
13:08 東岳
↓
13:45 両神山
↓
16:15 日向大谷バス停