宝剣岳・木曽駒ヶ岳


2012年7月31日

今までは東京近辺の山しか登ってませんでしたが、
とうとう憧れのアルプスデビューです。
しかも職場のメンバーで登山部を結成したので、記念すべき第1回目の部活です。

7月30日に仕事が終わってから出発して、麓のホテルに宿泊。
始発のバスの時刻に合わせて、朝6時頃にバス乗り場に行くと、
平日にも関わらず、既に100人ほどの行列ができていました。
当然1台のバスでは乗り切らないので、臨時のバスが出て3台目でようやく乗れました。



バスとロープウェイを乗り継ぎ、7時15分頃に千畳敷に到着。
この時点で既に標高は2611メートル。
駅から出てすぐに南アルプスの山々を一望することが出来ます。奥には富士山も見えています。



しばらく歩いたところから、ロープウェイの駅を振り返るとこんな感じです。
まだ雪がたくさん残っているのには驚きました。



そしてこっちが木曽駒ヶ岳への道。
岩のゴツゴツ感がハンパないです。



真っ直ぐ木曽駒ヶ岳へは向かわずに、宝剣岳に寄り道していくことにしました。
宝剣岳という名が示す通り、かなりとがっています。



宝剣岳はかなり険しいと聞いていましたが、想像以上の道でした。



特にこの場所は落ちたらまず助からないぐらいの高さがあって、とても怖かったです。



宝剣岳の山頂は、人が一人立つのがやっとの広さです。
一人ずつ順番に山頂まで登って、自分のときは頑張って立ち上がってみましたが、
「急に風が吹いたら死ぬな…」と思って脚がガクガクでした。



宝剣岳を降りて、次の目的地の中岳に向かう途中で、何度も宝剣岳を振り返りました。
あのてっぺんの大岩の上に立ってたんだなぁと思うと背筋がゾクゾクします。
今回の登山で一番エキサイティングな場所でした。



中岳の頂上から木曽駒ヶ岳を望みます。
宝剣岳と比べるとかなりつるっとしています。



11時頃、木曽駒ヶ岳の山頂に到着。
コーヒー豆とミルとバーナーを持ってきていたので、
山頂でお湯を沸かしてコーヒーブレイク。



山頂から馬の背方面に進んだところで、良い感じに飛び出た岩があったので記念撮影。
こういう写真を撮るのがちょっとした夢だったので、叶って嬉しいです。



馬の背尾根は北側の見晴が良く、中央アルプスの北側に続く尾根を遥か遠くまで見渡せます。
カメラのパノラマモードで撮影しましたが、雑に撮ってしまい左側のつなぎ目がうまくいきませんでした。



濃ヶ池にて。
雪が少しずつ融けて流れ出していて、沢を作っていました。
融けたばかりの水はすごく冷たくて、気持ちよかったです。

こういう小さな流れが集まって、麓の方で大きな川になるというのは知ってはいますが、
実際に源を見るのは初めてで、なんとも不思議な感じでした。



16時30分頃にロープウェイの駅に到着。
駅の近くの鳥居の上に野生の猿がいました。

7時15分に出発して、ロープウェイの駅に戻ってくるまで、実に9時間15分。
予定していたよりかなり時間がかかりましたが、
何とか無事に下山することができました。

スタート地点から山頂までの標高差も歩く距離も、
これまで登った山に比べれば大したことなかったので、
もっと簡単に登れるかと思っていました。

が、やっぱり山をナメてはいけないということを思い知らされました。
でも天気が良くて景色は最高だったし、ちょっとした岩登りも経験できて、何かと最高でした。
もっとアルプスの山を登ってみたいです。



今回のルート
:7:30 千畳敷−8:40 乗越浄土−9:12 宝剣岳−10:30 中岳−11:08 木曽駒ヶ岳−13:30 濃ヶ池−16:30 千畳敷